空き巣に狙われる家の特徴とは――外出前に確認したい防犯対策チェックリスト防災・防犯ラボ(2/2 ページ)

» 2011年12月14日 11時00分 公開
[シックス・アパート 中山順司,Business Media 誠]
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部屋の電気を点けっぱなしにするのもアリ

 これから年末年始を迎えるに当たり、家を留守にする機会も増えてきます。佐伯さんに、誰にでもできる、ちょっとしたコツを聞いてみました。

 まず外泊が発生する場合、雨戸を閉めておくかどうかは悩みどころですよね。佐伯さんは、閉めておくことをすすめしています。それで留守がばれるかもしれないですが、侵入を防ぐ対策がしてあれば恐れることはありません。

 あるいは、部屋の電気を点けっぱなしにするのも1つの方法です。電気がもったいないという意見も理解できますが、それくらいの電気消費量は目をつぶってみましょう。地域ぐるみで玄関先の門灯を夜間ずっと点けっぱなしにして、町内を明るく保つことで泥棒を寄せ付けないという試みをした自治体もあります。そうやって個人だけでなく、近所や町全体で行えば、さらに効果が期待できますよね。

 また、師走で何かと忙しくなるこの季節、お出かけの機会も増えるでしょう。空き巣には十分注意しておきたいものです。防犯器具はホームセンターなどで安価に手に入れられますし、上記に挙げたコツや習慣もさほど難しくはないはずです。気持ちよく笑顔で新年を迎えるためにも、ぜひ取り組まれてはいかがでしょうか。

外出前に押さえたい、防犯対策チェックリスト

 最後に、これまで紹介してきた内容を基に、空き巣に入られないようにするためにできるチェックリストを作成してみました。

項目 チェック
玄関や勝手口、窓はツーロック以上施錠したか   
警告音や光での威嚇する仕組みを設けているか(任意)   
防犯シートなどの対策をしているか(任意)   
性別や所帯人数などの個人情報が分かるような洗濯物を干していないか   
家族全員の氏名を表記した表札をかけていないか   
旅行などで長期間家を空ける場合、どこかの部屋の電気を点けっぱなしにしてきたか   

関連リンク

侵入方法、合鍵の場所、空き巣が好む時間帯、空き巣時の服装、犯行を諦める所要時間、侵入道具……などのデータがそろっています。

警視庁の平成20年度の統計によると「侵入窃盗」の被害が最も多いのは10〜11月です


著者紹介:中山順司(なかやま・じゅんじ)

 シックス・アパート株式会社 / スキナヒト製作所 所長。1971年生まれ。Covenant College(米国)卒業後、携帯電話キャリアでマーケティングと営業に携わり、2000年にネット業界に転身。旅行予約サイト(現楽天トラベル)で観光旅行コンテンツビジネスを立ち上げ、その後始めた個人ブログがキッカケで、ブログソフトウェアベンダーのシックス・アパートに(現職)。

 2010年12月、フツーの男女のフツーの出会いをプロデュースすることに特化した、世界一マジメな恋愛インキュベーション・プロジェクト「スキナヒト製作所(β)」を設立。


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