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» 2013年01月25日 10時15分 公開

まさにロケーションフリーのスキャナ:iPhoneユーザーがモバイルスキャナ「imageFORMULA DR-P208」を使ってみた (2/4)

[鈴木啓一,Business Media 誠]

Wi-FiユニットでPCと接続――ロケーションフリーが魅力

 DR-P208のもう1つの大きな特徴は、Wi-FiユニットのWU10をオプションで用意していることだ。つまり無線LAN環境のある場所では、PCと同じアクセスポイントに接続し、ネットワーク化が可能。加えて、無線LANのない環境ではWU10自身を無線LANのアクセスポイントとして機能させ、PCからWU10に直接接続できる。設定はやや面倒くさいが、一度設定してしまえばなかなか便利である。

 無線LANは、PCとの接続にUSBケーブルを使わない。よって、スキャナの取り回しがとても自由になる。頭では理解していたのだが、実際にやってみると、そのメリットが予想以上に大きいことに気付いた。

 例えばA4サイズの原稿をスキャナで読み込むには、スキャナ本体の前後にそれぞれA4サイズ程度のスペースが必要になる。スキャナが原稿を正確にスキャンするために、このスペースは水平、かつ邪魔者が一切ない必要がある。このスペースを筆者のデスクの周りで確保しようとすると一大事なのだ。日ごろ出しっぱなしにしているガラクタを整理する作業から始めないといけない(苦笑)。

A4の原稿をDR-P208で読み込むところ。スキャナの前後には読み込む原稿分の空きスペースが必要となる。手前から奥の方向へ原稿が送られていく。作業スペースは、スキャナ本体とWU10を置く場所と、この原稿の動くスペースが確保できれば、OKだ

 DR-P208とWU10の組み合わせであれば、例えばデスクから少し離れたところでもOK。無線LANさえ届けばよい。隣の部屋の、キッチンのテーブルなどででもスキャンができる。

 従来の、USBケーブルを長さと作業のしやすさを気にしながら引き回したりすることがなくなる。スキャナ本体はWU10に内蔵の電池からの給電で動くので、スキャン時は、WU10のACアダプターのコードもいらない。

 ここまでスキャナの取り回しの自由度ができるとさらに便利にという欲が出てくる。現状のWU10はDR-P208と別筐体でUSBケーブルで接続するが、WU10がDR-P208に内蔵されるともっと便利だろう。次期モデルでは是非実現してほしいものだ。

 DR-P208とWU10の組み合わせは、小型で設置場所を考えなくて良いだけでなく、スキャン作業の場所の自由度が高いのが大きなメリットだ。これならば外出時に持ち出す用途だけでなく、家庭内、事務所内のどこにでも持ち出して使える。「モバイルスキャナ」よりも、「ロケーションフリースキャナ」と呼んだ方が良いと思う。

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