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» 2013年01月25日 10時15分 公開

まさにロケーションフリーのスキャナ:iPhoneユーザーがモバイルスキャナ「imageFORMULA DR-P208」を使ってみた (3/4)

[鈴木啓一,Business Media 誠]

スマホやタブレットと接続、クラウドに保存も簡単

「Capture OnTouch Mobile」の操作画面

 さらにDR-P208とWU10の組み合わせでは、スマートフォンやタブレットからもスキャンができる。これももちろん、試してみた。スマートフォンは手持ちのiPhone 4S、タブレットは初代iPad(Wi-Fiモデル)を使った。

 まず、専用のアプリ「CaptureOnTouch Mobile」(App StoreGoogle Play)をダウンロードし、それぞれの端末にインストールした。

 次に、WU10と各端末を無線LANで接続する。PCを接続したときと同じように、無線LAN環境のある場所では各端末とWU10を同じアクセスポイントに接続する。無線LANのない環境では、WU10自身を無線LANのアクセスポイントとして動作させ、各端末からダイレクトに接続する。

 実はここでかなりはまった。まずDR-P208とWU10はUSBケーブルで接続をする際、両方とも電源が入っていなければならない。DR-P208本体の電源をONにするためには、ADF部のふたを開けておく必要がある。ADF部のふたを閉じたままだと、アプリがネットワーク上からスキャナを見つけ出せず、スキャンできなかった。

 この他、DR-P208本体にある「AutoStart」のスイッチは「OFF」の位置になければならないので注意が必要だ。このように「こうしてこうしないとできない」が多すぎて分かりにくいので、ここはぜひ今後改善してほしいところだ。

クラウド連係はどうか?

 設定ができたので、原稿をセットして端末からスキャンボタンを押す。お世辞にも動作機敏といえないが、ゆっくりとスキャンが始まり、無事に両面2ページ分の同時スキャンもできた。

 次はクラウド連携である。読み込んだページは、以下4つの方法から選べる。

  1. JPGで写真アルバム(iPhoneのカメラロール)に保存
  2. JPGでメールで送信
  3. PDFでメールで送信
  4. PDFで「他のアプリケーションに送る」

 「他のアプリケーションに送る」を選択した場合、iPhoneでは「Evernote」や「Dropbox」の各アプリ経由でクラウドにファイルを保存できた。同様に、iPadでは「GoodReader」で開いて、ちょっとしたコメントやアノテーションを加えて「GoogleDoc(Googleドライブ)」にも保存できた。

 PCで作業するほどのことはできないが、スキャナの操作と、読み込んだ原稿のクラウドへの保存の操作がとても簡単にできる。なかなか便利だと思う。

 しかしPCで操作したときと比べて、スキャナの読み込みに時間がかかるのが難点だ。例えば10ページ程度のオフィス文書の読み込みに5分以上かかった。かなり遅いと言わざるを得ない。

 もしかしたら、画像ファイルの処理や通信に時間がかかっているためかもしれない。スキャンするページ数が多い場合には、PCで読み込む方が実用的だ。こちらも今後の改善に期待したい。

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