仕事のやる気を高めるには、どうすればいいの――捉え方で変わる方法田中淳子の人間関係に効く“サプリ”(2/4 ページ)

» 2013年04月11日 12時00分 公開
[田中淳子,Business Media 誠]

やる気はどうやって高めればよいのか

 では、やる気はどうやって高めればよいのか、あるいは、高まったやる気をどうやって維持すればよいのか。人によってやり方はまちまちだろう。例えば「子どもの写真を見ているとやる気が出てくる!」と、仕事中、スマートフォンの中に入っている写真を時々眺めて癒されている人がいる。「この仕事を乗り越えたら、とっておきのワインを抜栓して、楽しむのだ!」といった形でがんばれる人もいる。

 そういう「外的な要因」によってやる気を高めることは「外発的動機づけ」と言う。アメとムチのようなことがこれにあたる。外的な要因でもやる気は刺激されるが、仕事そのものにやりがいや楽しさを感じるほうがよりやる気は安定感があるような気がする。それを「内発的動機づけ」と呼ぶ。

 例えば、子どもが勉強するときのことを考えてみよう。

 「数学で100点取ったら、好きなゲームを買ってあげるから」と親に言われて試験勉強をがんばるという場合、これは外発的動機づけによって勉強するという行動が引き起こされるケースだ。

 一方「数学が好きで好きでたまらないので、勉強している」という場合は、内発的動機づけがあるということだ。どちらも動機づけにはなるが、後者のほうが楽しさは増すはず。仕事も同じである。なんとか内発的に動機づけられるよう、自分で仕事の意味づけをしてみることも大事なのではないだろうか。

モチベーションがなかなか上がらず、悩んでいる人は多い(写真と本文は関係ありません)

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