インタビュー
» 2013年10月18日 11時20分 公開

SHOT NOTEユーザーなら満足できる――野口悠紀雄氏に聞く2014年版「『超』整理手帳」手帳2014(1/3 ページ)

紙の方が得意な分野、デジタルの方が得意な分野と、それぞれ違うものを上手く融合させた「『超』整理手帳」と「SHOT NOTE」がコラボしたことは、最強のカップリングといえるだろう。野口氏のインタビューを通じてそのような感想を持った。

[渡辺まりか,Business Media 誠]

 「アナログとデジタルの融合」――それをコンセプトにした2つの文具がコラボした。「『超』整理手帳 ×SHOT NOTE」。18年もの間、多くの愛用者を生み続けている最強の手帳と2年前に世に出てから多くのファンを作り出してきた最強のデジアナ文具がどのような経緯でコラボしたのか、前編のキングジムへのインタビューに続き、今回は「『超』整理手帳」の開発者、早稲田大学大学院教授・野口悠紀雄氏に制作意図などを聞いた。

「『超』整理手帳」の2014年版は、ショットノートが付いた手帳のほか、「超」整理手帳の使い方ガイドも同梱する

最も記憶しやすいもの――日付

―― 18年もの間愛用され続けており、ユーザーから高い評価を得続けているにもかかわらず、常に進歩を遂げている「超」整理手帳が今年またSHOT NOTEとコラボすることで新たな進歩を遂げましたね。野口先生がSHOT NOTEに注目された理由やコラボした経緯を教えてください。

野口悠紀雄氏

野口悠紀雄氏(以下野口) 紙にメモしたものを撮影してすぐにアナログ化できるということで、私自身もSHOT NOTEの愛用者です。もともとメモをどうやって残して検索するか、というのは重要なことでした。SHOT NOTEでは残すことはできても、それが増えてしまうとどこにいってしまったか分からなくなる。タグを付ければ検索できますが、そのタグのワード自体を忘れてしまうこともあります。

 しかし、人は「これこれの日にこういうことを書いた」というおおよその日付は覚えています。つまり、日付はトリガーになるわけです。そこで、日付――つまりスケジュール機能のある「超」整理手帳との連携を考えました。

―― 確かに、タグを付けたとしても忘れてしまいがちですよね。でも、既存のSHOT NOTEにも日付を記入する欄もあって、そこに書けば日付とひも付けされるのではありませんか?

野口 ありますけどね。あれをいちいち書くのも面倒くさくないですか?

―― はい、実は面倒くさいです(笑)。なので最近は全然、記入していません。

野口 情報をどんどん整理していくためには、シンプルなのがいい。面倒くさいことは長続きしませんから。

 今までの「『超』整理手帳」アプリでも写真を撮れたのですが、イベントなど書き込みのない日にはカメラボタンが表示されず、撮れませんでした。しかし今回、イベントがなくても写真を撮れるようにしてもらえたおかげで、よりSHOT NOTEと連携しやすくなった。つまりイベントが何もなくても、SHOT NOTEでメモしたものをその日のうちにこのアプリで撮影すれば、メモが日付とひも付けされて保存されます。

日付に対して予定や画像、テキストを一元管理できる

 もちろん、イベントがあればそれに写真をひも付けることができます。でも、せっかくイベントのない日でも写真を残せるようになったのだから、もっとどんどん書いて、どんどん撮影して欲しいんですね。SHOT NOTEを買ったけど、あまり使っていない、という人がいますね。あれは実にもったいないです。何かしら残しておきたいことが1日に1つは起きていると思うので、ちょっとした数字でも何でもいいから1日に1枚使って、それをその日のうちに「超」整理手帳アプリで撮影する癖を付けたら、活きてくるんじゃないかなあ、と思いますよ。

―― なるほど。確かに、SHOT NOTEは普通のメモ帳に比べれば高価なので、買ったはいいけど使っていないという人もいそうですよね。時々しか使わない上に、書いたメモも捨てずに取っておいたりとか。

野口 書いたものは片っぱしから撮影して、紙の方は捨てるのがいいんじゃないでしょうか。紙だと検索性が悪いですし、結局片付きませんしね。どんどん捨てるようにすれば、確実に撮影する癖も付きます。そうすれば、検索可能なデータベースとして使えるようになると思います。

 ただ、やはり、手元に残しておきたい、という人のために、今回コラボした「超」整理手帳には、使用済みSHOT NOTEを保存しておくポケットが付いています。

―― 撮影してから保存サイズを「小」「中」「フル」の3種類から選べますが、どのサイズで保存するのが良いでしょうか。

野口 SHOT NOTEの場合、きれいな画像で保存できるので、今回付属しているサイズであれば、保存サイズは「小」で良いでしょう。A4サイズだと、字が小さくなってしまうのでフルサイズで保存したほうが良いかもしれません。

 いずれにせよ、撮ったデータはGoogleのWebアルバム「Picasa」に保存されるので、あまり容量を気にしなくてもいいかと思います。いつ見返すのか分からないようなメモであれば「小」サイズで撮っておくというのも手ではあります。

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