折り目のある書類をスマホのカメラで美しく取り込める「マーカーシート」3分LifeHacking

スマートフォンのカメラを使って書類をデジタルデータ化する際、「マーカーシート」を併用すれば、書類のシワや折り目を取り除いて美しく取り込むことができる。

» 2013年11月08日 09時00分 公開
[kizuki,Business Media 誠]
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 スキャナを使わずに書類をデジタルデータ化する方法の1つに、スマートフォンのカメラを使って取り込むというワザがある。写真として撮影したのち形状および色の補正を行い、必要に応じてPDFなどに変換し、書類として保管するというわけだ。名刺やレシートなど、サイズの小さなものであれば、そこそこ高い解像度で取り込めることもあり、ポピュラーな手段として定着しつつある。

 こうしたスマホカメラによる書類の取り込みを補助してくれるお助けグッズが、エレコムが発売している「マーカーシート」だ。これは四隅にマーカーが印刷された半透明の下敷きで、これを書類にかぶせた状態で撮影することで、書類を補正しやすくなる。

マーカーシート。サイズはA4〜A7、それぞれにハードタイプとソフトタイプをラインアップしている

 最近ではスキャン用のカメラアプリの多くが形状補正機能を備えているので、それだけなら本製品を使う必然性はあまりない。だが、こうしたアプリは原稿が長方形であることを前提に補正を行うので、端がナナメにカットされていたり、もともとの原稿が不定形だとうまく補正できない場合が多い。本製品は四隅のマーカーを基準に補正を行うので、こうした問題が発生しないのが強みだ。

今回試用したのはA4サイズのハードタイプ。四隅にマーカーが付いた半透明の下敷きといった外観

 また、原稿を上から押さえつけることでシワや折り目を伸ばせるのも大きなメリットだ。しわくちゃになったメモやレシート、三つ折の折り目がついたままの書類であっても、本製品を用いて上から押さえつけることで平らに伸ばすことができ、美しく取り込むことが可能になる。どちらかというとこれが本命の機能ということになるだろう。

取り込みたい書類の上に置く。折り目を伸ばす効果がある

 自動補正だけでなく手動による明るさ・コントラストの調整や白黒モード化といった機能も備えるほか、画像としてエクスポートすることももちろん可能なので、別のアプリで加工を行うのも容易だ。iOSおよびAndroidそれぞれのスマートフォン向けにアプリが用意されているので、上記に該当する書類を取り込む機会が多い人は、試してみてはいかがだろう。

iOSおよびAndroid用の専用アプリ「SMAFO BUNGU」を使ってスマホで撮影する

   四隅のマーカーが赤枠内に収まるようにして撮影する。画面をタッチするとフォーカスが合う。撮影するとマーカーが検出され、補正が実行される。手動による明るさ・コントラストの調整や白黒モード化といった機能も備える。EvernoteやDropboxへのアップロードも可能

製品名 実勢価格 発売元
マーカーシート(ESB-MSA4) 1785円 エレコム

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