Facebookには、「個人ページ」と「Facebookページ」の2種類が存在します。個人利用では「個人ページ」、会社利用では「Facebookページ」となるわけですが、それぞれの機能の違いを比較してみましょう。
個人ページとFacebookページの大きな違いは、個人ページが主に知人同士との閉じられたコミュニケーションを行う場所であるのに対して、Facebookページは会社や店舗、サービスなどの情報を広く公開し、そこに閲覧者とやり取りができるコミュニティ機能が付加されたシステムである点です。「クエスチョン」という機能を使ってアンケートをつくることもできたり、ファンとのコミュニケーションを取るための仕組みが工夫されています。
会社としてFacebookを利用するのであれば、迷わずFacebookページを立ち上げて運用する必要があります。当面の目標はいかに「いいね!」をクリックしてもらってファンを獲得するかです。
一方で、あえて個人ページで勝負する方法もあります。代表取締役や店長などが会社の「顔」である場合に、個人ページでキャラを際立たせた投稿をしつつ、会社全体のPRをおり混ぜていくほうが、効果が高いケースがあります。
先に、企業間取引ではFacebookは向かないと書きましたが、取引先との「個人同士の関係」をFacebookで強化するという観点ならば、話は少し変わってきます。
対面では名刺交換だけで終わってしまう関係が、将来的に取引につながることがあるからです。
例えばIT系企業の社長であれば、個人ページを開設していないと、情報感度が低いというレッテルを貼られてしまいかねません。
まとめると、中小企業におけるFacebook利用は、次の2つのパターンがあるといえます。
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