気持ちが伝わる500円の使い方:「TOLOTカレンダー」を作ってみた3分LifeHacking

目にする機会が多いから、気に入ったものにしたい。その想いをわずか500円でかなえてくれるサービスがありました。

» 2013年12月27日 08時30分 公開
[ライフハッカー[日本版]編集部]
ライフハッカー[日本版]

 12月も終わりに差し掛かっています。新年のあいさつをメールで済ますのもよくある話になりましたが、僕は今でも両親には我が子の写真をレイアウトした年賀状を送っていました。そのために作るのもおっくうではあるのですが、1年の始めに子どもの成長を伝えるためです。

 ただ、今年はこれまでとちがうもので伝えてみることにしました。オリジナルの月めくりフォトカレンダーです。利用したのは「TOLOTカレンダー」。1カ月に1枚ずつ、合計12枚の写真を入れたポストカードサイズの卓上カレンダーが作れ、価格は送料無料で500円。年賀状よりたくさんの写真を見せられますし、この手ごろ感ならちょっとした贈り物にもいいなと、試しに使ってみたのです。

注文はWebサイトより、1部からOK

 TOLOTカレンダーのWebサイトにアクセスし、「カレンダーをつくる」をクリック。新規会員登録をするか、au ID、Facebook、TOLOTフォトブックのアカウントでログインします。

 12種類のデザインパターンからレイアウトを決めたら、好きな写真を1月から12月まで1枚ずつ、合計12枚当てはめていきます。8Mバイト以下のJPEGまたはPNG形式の画像が利用できますので、スマホで撮った写真もそのままいけます。ただし、タレントやスポーツ選手といった有名人の写真や、他人が描いたイラストなどは使えず、販売目的での利用もできません(詳しくはFAQページにて)。

 写真を選んだら、プレビューで仕上がりイメージを確認。次に、注文者情報や配送先を指定し、支払い方法を選択します。クレジットカード、WebMoney、BitCash、楽天あんしん支払いサービス、月々の携帯電話料金と合わせての支払い(auかんたん決済、ドコモ ケータイ払い)から選べます。これで手続きは完了。写真を選ぶ楽しい時間を差し引くと、制作自体は10分とかかりませんでした。

 実家へ送るために作っていたのですが、デザインや写真を選んでいるうちに、自分用にも欲しくなってきました。仕上がりもチェックしたいですし、ポチッと追加注文。

500円とは思えない仕上がりです

 届くまで通常は5日から2週間程度かかるようですが、今回は1週間ほどで到着。オリジナルの封筒に入って届きました。カレンダーはパッケージに入れられ、緑色の紙の帯がかかっているだけのスッキリしたフォルム。このままプレゼントしても格好がつきます。

 あ、封筒にこんなメッセージが。配送はクロネコメール便なのでポストへ投函されますから、TOLOTからのちょっとした気遣いですね。

 カレンダーを包んでいたケース、紙製かと思ったらプラスチックで、卓上スタンドにもなる作りでした。プラスチックなら使っているうちにボロボロになりませんし、汚れても水拭きできます。TOLOTのロゴも底面になるので目立たず、どのような場所に置いても馴染んでくれそう。

 用紙は、いわゆる「フォトペーパー」のようなツルッとした紙ではなく、しっとりとした感触の厚手のマット紙。これならペンで書き込めますね。肝心の印刷は、カレンダーの文字が細かなところまでくっきりしていますし、写真は少々色が落ち着いた印象ですが、とてもきれいで想像以上の出来です。カレンダーの裏面には、スケジュールを書き込める月間カレンダーまで印刷されていました。

 なるほど、仕上がりは良好です。ただ、僕は仕事でGoogleカレンダーを利用していますが、卓上カレンダーは使い道があるのでしょうか。来年のカレンダーですから気が早いのですが、取りあえず会社のデスクに置いてみました。すると思わぬ効果があったのです。

デスクに置いてみたら、ウェブカレンダーとは異なる良さがあった

 置いてみました。仕事中、ふと目をやると我が子の姿が見えるのは励みになります。それと同時に、子どもから「仕事ちゃんとしてます?」とプレッシャーをかけられているような気持ちになり、うっかり開いたFacebookを閉じることもしばしば...ごめんなさい、がんばるね。洋画で見る欧米のオフィスシーンでは、家族の写真をよくデスクに置いていますが、こんな気持ちになるからなのかも。

 一度、うっかり手が当たってカレンダーをばらまいてしまったことがありました。それ以来、僕は今月と来月のカレンダー、付属の年間カレンダーだけを置き、あとは書き込み用のペンと一緒にスタンド内にしまっておくようにしています。先々のカレンダーをきれいに保ちつつ、行方不明になりがちなペンの置き場もできて一石二鳥。プラスチックのスタンド、ホントに使い勝手いい。

 Googleカレンダーは月ごとの表示までしかできませんが、スケジュールを俯瞰(ふかん)して見たいときには、付属の年間カレンダーが便利そう。プロジェクトのリリース日や資格の試験日などを書いておけば、残り日数がひと目で分かり、プランニングに役立ちます。我が子の誕生日や結婚記念日といった大事なイベントも書いておいて、逆算しつつ用意を進めるとしましょう。

 TOLOTカレンダーは日曜/月曜始まりが選べます。Googleカレンダーは月曜始まりですし、職場に置くなら月曜始まりのほうが分かりやすくて、僕にはありがたい。普段のカレンダーと合わせて使いやすい方を選ぶと良いでしょう。頑丈なプラスチックのスタンドにしろ、年間カレンダーにしろ、こういう細かな部分がビジネスユースでの使いやすさを増していますね。

 そうそう、余談ですが、飲み会の回数が減りました。お誘いはうれしいのですが、気が向かない時や、財布の中身が心もとない時は、カレンダーを見ながら「子どもと約束が……」と伝えると、みんな納得して「また今度」にしてくれるのです。わざわざスマホの画面で写真を見せるのはやりすぎでも、カレンダーならさりげなくアピールできます。

 また、1年間使い終わっても、またケースにしまえばポストカード・ミニアルバムとして残しておけます。表面の写真も楽しみつつ、裏面は「その年に何があったか」を見返せる良きライフログになりますね。

 こういった「モノとしての良さ」が役に立つのは、Webカレンダーにはない卓上カレンダーならではの魅力といえます。

あらゆるシーンに合わせた「実用性の高さ」を感じる

 後日、「カレンダーが届いた」と両親から電話がありました。どのように使っているのかを聞いたら、「1枚ずつバラバラにできるから、冷蔵庫にマグネットで留めている」そう。なるほど、卓上に置くだけでなく、そういう使い方もアリですね。そして、母からはお礼と一緒にこんなことを言われました。「カレンダーって毎日見るじゃない。その度に目が合ってるみたいでうれしい」。我が子にプレッシャーを受ける僕とは違い、母にとっては良い生活のアクセントになっているみたいです。

 TOLOTカレンダーは、ビジネスでも日常でも利用シーンに合わせて使える、柔軟性の高さが良いところだなと思います。なおかつ、自分の好きな写真やデザインにでき、1年間を通して付き合えるものが、送料無料の500円で手に入る。プレゼントにも自分使いにも良く、実に「ちょうどいい」サービスだなと感じます。

 来年はどんな年にしようかと思いをめぐらせつつ、2015年のカレンダーに向けて、もっと我が子の写真も撮りたいなと考えるきっかけもくれました。だから、僕がいまカメラを新調しようとしていることも、きっと妻は許してくれるはずです。

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