忙しい人がストレスを減らすためのちょっとした5つの方法3分LifeHacking

現代のビジネスマンで忙しくない人はいないでしょう。しかし、それをストレスと感じるかどうかは人それぞれです。ストレスに感じている人は健康のためにも、次のような簡単な方法を試してみるのはどうでしょうか。

» 2014年04月18日 09時00分 公開
[Leo Babauta,ライフハッカー[日本版]]
ライフハッカー[日本版]

 ストレスは、多くの人にとって健康上の問題を引き起こす最大の原因の1つとなっています。それは、心臓病、鬱、不安発作、睡眠障害、自己免疫疾患、体重問題、その他さまざまな問題を引き起こします。仕事をこなしつつ、さらに自分自身と家族の面倒を見ながらストレスレベルを下げるには、どのようにすれば良いでしょうか?

 忙しい人は、1週間にわたり瞑想にふけったり、プチバカンスに行ったり、毎週カウンセリングを受ける時間はおそらくないでしょう。では、何ができるでしょうか?

 簡潔に述べますと、5つのちょっとした方法を行うことができます。マインドセットを少し変え、数分とかからないいくつかの心がけを実践するだけです。これらは非常に重症のストレス問題は解決できませんが、ほとんどの人にとっては助けになるでしょう。

1:1つのタスクに完全に集中してください

 複数のタスク間を行き来するストレスの多いモードから自分を切り替え、そのひとときはそのほかのことを忘れて、1つのタスクを行います。1つのタスクに没頭することで、手早く終わりにしなくてはならない、次のタスクに行かなくてはならないという感覚を忘れるようにします。

 次のタスクというものは常に存在します。果てしなく続く、というのがタスクの本質なのです。したがって、それらほかのタスクは、後にまわしましょう。まるでそれがあなたの全てであるかのように、1つのタスクだけに集中するのです。

2:理想を見据え、物事をコントロールするのをやめます

 ストレスの原因はあなたの恐怖心であり、あなたの仕事や家族の問題のような外的要因ではありません。それらの外的要因はあなたの人生の一部分ですが、失敗を恐れたり、他人が自分を嫌うのを恐れたり、自分が力不足だと恐れたり、見捨てられるのを恐れたりすると、それらはストレスのもととなってしまいます。

 この恐怖心は、自分自身の理想に基づいています(そしてその理想に満たないことをあなたは恐れているのです)。その理想とは自分は成功する、完璧である、皆自分を好きである、常に心地よい、など自分で描いているイメージです。これらの理想は、あなたが実際にはコントロールできないこの世界を、コントロールする1つの方法ではありますが、結果として恐怖心やストレスを生み出し、それにより自分自身が傷つくことになります。代わりに、コントロールするのをやめるのです。カオスと不確実性を受け入れ、物事はうまくいくと信じるのです。そうすれば、あなたの恐れが軽減され、ストレスも少なくなるでしょう。

3:他人を受け入れ、微笑みます

 私たちは他人が自分の理想に合わなかったり、予想していた行動に反した事をされると、他人に不満を抱いてしまいます。代わりに、他人をありのままに受け入れ、他人もあなたと同じく不完全であり、幸運を追い求め、必死に探しているということを認識します。彼らはベストを尽くしているのです。彼らを受け入れ、微笑み、その人とのひとときを楽しむようにします。

4:軽く散歩をします

 物事に対してストレスを感じているときは、2〜3分の散歩をして頭の中をすっきりさせます。軽い散歩は、時として魔法のように効きます。

5:短い間、気づきの訓練をします

 気づきの恩恵を受けるには、何も30分間瞑想する必要はありません。10秒間、手短に体全体に意識を向けます(あなたの体がどのように今感じているかを観察します)。あるいは30秒間、自分の息に意識を集中したり、1分間、自分の思い、恐れ、理想を見据えます。自分の体、脚、息、周囲の環境などに意識を向けながら歩いても良いでしょう。これらの気づきの訓練は、1日を通してそれぞれの種類を少しずつ行うことができます。

 これらの事をした後にまだ少し時間がある場合、ほかにもいくつかお勧めしたいことがあります。ToDoリストにある“不要なタスク”を削除する、他人にNoと言うことにより自分の義務を減らす、5分間瞑想する習慣をつける、より健康的に食べる、運動の習慣をつける、愛する人と質の高い時間を過ごす、睡眠の量を増やす、紅茶を飲む、などです。

 多くの人は不健康な方法でストレスに対処していると言わざるを得ません――アルコール、たばこ、ドラッグ、不健康な食事、他人を叱責する、テレビを見る、先延ばしにする、などです。皮肉なことに、これらはさらにストレスを生み出します。それよりむしろ、これらの支え無しで、ストレスを対処することを覚えるべきです。

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