インタビュー
» 2014年05月13日 11時00分 公開

“やる夫”で学べる教材も:学びはゲームだ、冒険だ! ――“多忙な社会人”を虜にする「ShareWis」って何だ? (2/2)

[福山忠秀,Business Media 誠]
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―― 他の学習サービスとの違いはどこにありますか。

 サービスを使い始めると最初に目に入る、知識の地図のインタフェースが他のサービスとの違いと捉えられることが多いですね。もちろんそれも特徴の1つですが、最も大きな違いは“学習の入り口というポジションを狙っている”ことです。既存のeラーニングが、学習意欲の高い人に手段を提供しているのに対し、ShareWisは意欲の程度にかかわらず、幅広い人に学習するきっかけを提供したいと考えています。

 また、知識の地図に掲載されている学習コンテンツが、一般からの投稿によるものというところも、他のサービスとは異なる部分です。

Photo ShareWisの学習画面
Photo ShareWisの習った内容の理解度をチェックできる

―― どんなビジネスパーソンをターゲット層にしていますか。

辻川氏: 20〜30代の若手社会人です。

 このセグメントの人は8割が「何か学びたい」というニーズを持っているといわれている一方で、その中で実際に行動しているのは1割にとどまり、残りの7割の人は、何か学びたいけど行動を起こせていないという調査結果が出ています。ShareWisはその7割の人達に学ぶきっかけを提供したいと考えていました。

 ただ、実際の利用者は30代〜40代の方が多いので、今後はワインや日本酒のコースといった、その年代の方にニーズがありそうなコンテンツをそろえていきたいと考えています。

―― 最近では、すきま時間で学びたいというニーズが増えています。ShareWisはどんな活用シーンを想定していますか。

辻川氏: コンテンツが短く区切られているので、スマートフォンですき間時間に少し学習してもらう使い方を想定しています。実際に7割がスマートフォンからの利用者です。

Photo スマホ版の画面。1レクチャーあたりの学習時間が分かるのが便利だ

日本だけでなく世界に出せるプロダクトを目指す

―― サイトを開発する上で重視したのはどんな点ですか。

辻川氏: 既存のサービスにはない新しいものを作ろうということと、日本だけでなく世界に出せるプロダクトにしようということを、常に強く意識していました。せっかく起業するわけですから、二番せんじのようなサービスは絶対に作らないようにしようと心に決めていました。

―― サービスを充実させていくためには収益化が重要になります。収益化に向けたビジネスモデルをどのように描いていますか。

辻川氏: 現状は、ShareWisの学習を通じて“自分が学びたいこと”に出会い、さらに深く学びたいという人向けに、有料の教育コンテンツの広告などを表示することで収益を得ています。また、ShareWisの仕組みを、クローズドな学習コンテンツを配信するためのプラットフォームとして、塾や企業に販売するような取り組みも進めています。将来は広告収入を中心としたB2Cの事業で収益化を図りたいと考えていますが、現在は主に塾や企業向けのB2Bの事業で収益を得ています。

―― 今後はどのような点を重視してサービスの拡充を図っていく計画ですか。

辻川氏: さまざまなコンテンツを集めるとともに、「知識の地図」のパーソナライズ化、学習意欲が向上するようなゲーミフィケーションの仕組みの開発を計画しています。気軽に学べるサービスとしてShareWisの名前を真っ先に挙げてもらえるような世界的なプラットフォームを目指していきたいですね。



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