あなたの潜在的ゾーン、使えていますか?3分LifeHacking

誰しもやらなければならないことをやる気のない状態で行いたいとは思いません。気分が乗らない原因は何でしょうか。10の質問に答えていくだけでそれが見えてくるかもしれません。

» 2014年09月26日 11時00分 公開
[Laura Garnett(訳:的野裕子),ライフハッカー[日本版]]
ライフハッカー[日本版]

 誰でも、仕事に充実感を感じる瞬間があるでしょう。ある種のチャレンジと冷静さと高揚感が一体化したときに、いわゆる「ゾーン」と呼ばれる状態になり、何度も繰り返したくなる最高のパフォーマンスを生み出します。ちなみに、ゾーンは心理学では「フロー」とも呼ばれます。

 あの最高のパフォーマンスの瞬間をもう一度味わえないものか――そう思い、わたしはあの瞬間を再現できる方法を解明しようと決めました。答えに行き着いてみたら、ゾーンを再現する方法は意外とシンプル。それは自分の目的と能力が最大限発揮された状態を組み合わせることだったのです。

 言うはやすく行うは難しだと思いますか? そうであるともないともいえます。目的と能力をどのように使うかを一度把握し、その後も実行し、毎日やるようにすればそれは簡単だからです。しかしそうでない人にとってはそのようなやり方をしていないために、自分で自分の限界を作ってゾーンを再現するのを難しくしてしまっています。

 自分のコンフォートゾーンを出て、可能性を追求したいと思いますか? ゾーンの状態というのは一体どんな感覚だと思いますか? 次のチェック項目に「はい」か「いいえ」で答えて、いくつ「はい」があるか数えてみてください。今の仕事でどのくらいゾーンに近付けているかが分かります。

  1. 目標や目的が明確で、日々の仕事にもそれを当てはめ実行している
  2. 日々の労働時間の少なくとも80%は、自分の能力を使っている
  3. 仕事をしているときに、週に何度も没頭したり、夢中になっている感覚がある
  4. 仕事をしているときに、退屈だと感じることはほとんどない
  5. 他人に影響力のあることをし、それで大いなる満足感を得ている
  6. 仕事を楽々とやっているように見える
  7. 同僚は、あなたと仕事をしているのは楽しく、良い刺激を受けると言っている
  8. 自分独自の視点が、成功の瞬間の大事な要素となっている
  9. 自分のゾーン(能力と目的)を生かした明確なキャリアのビジョンがあり、仕事を辞めたいとか、転職したいとはほとんど思わない
  10. 今は夢の仕事をしている

「はい」の数で、潜在能力を最大限に生かせているかどうかが分かります。

9〜10個:

 あなたはスター並みにゾーンを使いこなしています。どうすれば自分の特徴を生かせるかが分かっており、自分の影響力やキャリアをどこまで伸ばせるかも明確です。自分のやりたいことに対する迷いがありません。きっと仕事でも成功し、楽しくやっているでしょう。自分のことがよく分かっており、それを仕事に反映されているので、充実感があります。

6〜8個:

 半分以上は近付いています。自分の好きなことや得意なことは、大体分かっていますが、まだ何かが足りません。素晴らしい仕事をしていますが、天才的というほどではありません。恐らく、自分の影響力について、もっとはっきりと理解する必要があります。仕事はうまくやっていますが、もっと充実感や満足感が得られるはずです。何らかの助けがあれば、足りない何かを見つけたり、停滞せずに前進するでしょう。

3〜5個:

 仕事の転換期に差しかかっています。ベストを尽くす感覚や、目標に対して今自分がどの辺りにるのかをつかむのに苦労しています。恐らく、前進するには自分以外の人の助けがいるでしょう。今の仕事でもうまくできるとは思いますが、幸せではありません。行き詰まりを感じていたり、自分がどのような仕事に方向転換すればいいのかを考えて参ってしまっているかもしれません。岐路に立っているところなので、地道にコツコツと努力するか、進むべき道をハッキリとさせるために助けを求め、前に進みましょう。

0〜2個:

 悲惨な状況です。行き詰まりを感じており、仕事は何をしているのかと聞かれるのがつらいでしょう。不満やイライラが溜まっています。自分の好きな仕事を見つけるのが、どうしてこんなに難しいのかと思っています。仕事がうまくいっていたことがあるのかもしれませんが、それでは満足できなかったか、自分が求めていたものではなかったのかもしれません。大きな夢があっても、自分の能力や目標を見極めることができておらず、そのせいで前に進むことができません。できるだけ早く助けが必要です。

 この質問は、今の仕事での状況を測るものです。ゾーンに入って満足できている人も、ゾーンに入れるよう努力している人も、全体的な方向転換が必要な人も、自分の次のステップを見据えましょう。

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