まず引き出しの中身を全部外に出してみよう仕事効率アップのカギはかたづけにあり

デスク周りのかたづけは、ステップに沿って進めるとより効果的です。まずは、すべてのモノを把握することから。その際、一度にデスク全体をかたづけようとするのではなく“引き出し1個だけ”などと、場所を絞り込むのもポイントです。

» 2015年01月19日 06時00分 公開
[企業実務]

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 本記事は、企業実務のコンテンツ「仕事効率アップのカギは片づけにあり」から一部抜粋・編集して掲載しています。


Photo マンガ:青木秀一

 かたづけのスタートは、今あるものを適量にすることです。

 その手段は、要るモノと要らないモノに分けて要らないものを減らすこと。これを「整理」といいます。

 モノが減れば、モノの置き場を決める「整頓」が効率よく行なえるという意味でも、整理から始めていくことが重要です。

 整理は次のステップで進めていきます。

  • Step1 「外に出す」
  • Step2 「分ける」
  • Step3 「減らす」
  • Step4 「しまう」

しっかり「リセット」するためのコツ

 かたづけの成功を左右するポイント、それはStep1の「外に出す」です。

 改めて言葉にするほどの重要な動作に思えないかもしれません。ところが、かたづけが苦手な人は、部分的にモノを間引いてしまい、しっかり「リセット」することを難しくしています。

 大切なのは、「今日はこの1カ所(たとえば、引き出し1個分)だけ」とかたづける場所を絞り込み、その中のモノをいったん全部外に出してかたづけることなのです。

 外に出せば、モノがすべて俯瞰でき、何があるのか全体を把握できます。結果、一つひとつのモノとしっかり向き合って、要・不要を判断することができます。さらに、自分自身に「減らす覚悟」が出てきて一層整理を進めることができるのです。

 いつものようにかたづけてもうまくいかなければ、「何気なくやっているかたづけの動作に変化を与えてみる」ことで新しいキッカケが生まれてきます。そのキッカケの1つが、まず「外に出す」という動作なのです。

 次回はStep2「分ける」を取り上げます。

著者プロフィール:小松 易(こまつやすし)

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日本初の片付け士。「“片付け”を通じて人生を変える」をコンセプトに、経営者や企業向けのコンサルティングや研修を行っている。著書にベストセラー『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(中経出版)ほか。スッキリ・ラボ


マンガ著者プロフィール:青木秀一(あおきしゅういち)

マンガ・プロダクション アウチ!代表。マンガ冊子、マンガパンフレット、マンガチラシなど紙・Web問わず広告・宣伝のためのマンガ企画・制作を行なっている。マンガプロダクション アウチ!


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