“やらされ仕事”を“やりたい仕事”に変える2つの方法今日から自分プロデュース!(2/2 ページ)

» 2015年01月23日 10時00分 公開
[イデリアBusiness Media 誠]
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自分自身を知る、3つの問い

 ポジティブアプローチで重要なのは、自らの強みや価値を知ることです。就活のときに「自己分析」で経験をした人もいるでしょうが、自分自身を知るのは簡単なことではありません。ここではその手助けとなる考え方を紹介します。例えば、次の“3つの問い”について考えてみてはいかがでしょう。

  • 過去に親しい友人に「ここが強みだよね」と言われたことを思い出してみましょう。なければ聞いてみてください。
  • 自分が尊敬している人(有名人、友人、歴史上の人物)は誰ですか? その人のどんなところ(強みや特性)が好きなのか考えてみてください。
  • あなたの強みが充分発揮されている2020年に、あなたが著名な新聞や雑誌に特集されていたとしたらどんな特集か、考えてみてください。どんな見出しでどのような活躍を取り上げられていますか? そしてどのような能力が生きたと言っていますか?

 自分の強みや価値は浮かんできたでしょうか。もしかすると「ポジティブアプローチって、結局ただの“きれいごと”でしょ」と感じる人もいるかもしれません。

 しかし、きれいごとだと考えているうちは何も変わりません。大事なのは、やらされ仕事で不満が溜まった状態を続けるのではなく、自分のエネルギーが湧く源泉を探求し、可能な部分から自分の強みや価値を生かす仕事を自ら作ることなのです。

「must」「can」「want」を通してやりたい仕事を見つける

 もっと手軽に自分のやりたい仕事を考えたいな、という人には「must」「can」「want」というフレームワークで自らの仕事を見直してみるのがオススメです。3つの単語はそれぞれ下記のような意味を持っています。まずはそれを整理してみてください。

  • must:自分は何をしなければならないか。自身に求められているミッション。
  • can:自分は何ができるのか(できないのか)。自身の現状(強みや弱み)。
  • want:自分は何をしたいのか、どうなりたいのか。自身の欲求。

 そして「must」「can」「want」という3つの円を描き、それぞれがどの程度重なるかを見るのです。自分の強みや価値からありたい姿を描くのは「want」をより明確にする手助けになりますし、3つの重なりの中で、いかに「want」とそれ以外が重なる部分を見出すかも大事になってきます。このwantと重なる領域を広げていく力を個人的に“自燃力”と呼んでいます。キャリアを積んでいくためのさまざまなチャンスを得るのに、大切な能力となるでしょう。

Photo やりたい仕事を見つけるための「must」「can」「want」フレームワーク。「want」とそれ以外が重なる部分を見いだすことが重要だ

 さて、ここまで紹介してきたように、ポジティブアプローチで未来を描くには、自分の強みや価値といった自己理解が起点となります。次回以降は、具体的なツールと事例を使って自分の強みや価値を発見、理解する方法をご紹介します。

 さあ、今日もあなたの舞台がはじまります!

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著者プロフィール:伊藤利江子

伊藤利江子

 2007年、野村総合研究所入社。公共部門のコンサルティング部署に5年間所属し、企業の人材マネジメントに関する調査等、人材関連の調査業務に従事する。その中で、NPO支援をしていたイデリアに出会いコーチングに興味を持つ。2012年よりイデリア事業に参画し、エグゼクティブコーチングと組織変革のサポートを行っている。


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