Google Chromeがアーティストデザインのスキン、選択肢は120種以上に
GoogleのWebブラウザ「Google Chrome」で、著名アーティストがデザインしたテーマ(スキン)である「アーティストテーマ」が利用できるようになった。日本からは「けいおん!」「初音ミク」などを含む14のテーマを公開している。
GoogleのWebブラウザ「Google Chrome」で、著名アーティストがデザインしたテーマ(スキン)である「アーティストテーマ」が利用できるようになった。Google Chrome 3.0.195.3以降に対応しており、テーマギャラリーや特設サイトからダウンロードできる。FirefoxやOperaの一部スキンのように、
Google Chromeは、以前からGoogleが作成した29種類のテーマを公開していたが、今回新たに約100種類のアーティストテーマを追加。デザイン、イラストレーション、ファッション、音楽、建築などの各界から、個人アーティストやグローバルブランドまで幅広いデザインをそろえた。
日本からは「けいおん!」「初音ミク」などを含む14のテーマが公開されており、YouTubeのグーグルジャパン公式チャンネルではPR動画も公開している。「日本という国は、アートとテクノロジーをミックスした面白い文化を持っている。(今回のラインアップは)日本のユーザーに喜んでもらいたいと同時に、日本が世界にどういったものを提供できるかということを考えた」(グーグルの及川卓也エンジニアリングマネージャー)
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将来的にはユーザー作成のスキンも?
ブラウザの世界でトップシェアを走るInternet Explorer(IE)に追いつくべく、FirefoxやOperaなどChromeとシェアを分け合うブラウザの中には、スキンによって他ブラウザに似せたユーザーインタフェース(UI)に変更できるものもある。例えばFirefoxではIEの操作パネルに近いスキンも存在している。見た目を近づけることで、ユーザーを増やせるかもしれない。また、ボタンの有無やタブバーの位置など、設定オプションで細かい調整が行えるブラウザも多い。
しかし、Chromeのテーマはあくまでもデザインのバリエーションを広げるもの。ウィンドウ部分を華やかにする一方で、機能や使い勝手を変えるものではない。及川氏は、「Chrome以前のブラウザは、ユーザーに関係ないような諸々の事情によってUIのフレームワークが決まっていたり、必要以上に多くの設定が必要だったりした。Chromeではそういったものをすべてそぎ落として、シンプルな美しさを目指した」と説明する。
「Chromeの特徴はシンプルさ(Simple)と速さ(Speed)。今回のアーティストテーマは、もう1つの“S”であるStylishを追加して、さらにユーザーに楽しんでもらうためのものだ」。また、「将来的にはユーザーが自分でテーマを作成し、投稿できるようなやり方も考えている」とコメントした。
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