年末の大掃除に「バキュームアタッチメント」のすすめ:3分LifeHacking
PC周りの細かな掃除にぴったりな「バキュームアタッチメント」なるアイテムを紹介しよう。家庭用の掃除機に取り付けて使う仕組みなだけに、ハンディクリーナーに比べその吸引力は桁違いだ。
年末といえば大掃除の時期。クリスマスが終わって年越しまでの約1週間、職場も自宅も大掃除に明け暮れる人は多いだろう。
そんな中、何かと掃除に手間が掛かるのが、PC周りだ。付着した埃を拭き取るだけなら簡単だが、例えばキーボードの隙間など細部に入り込んだゴミはそう簡単に除去できない。徹底的に掃除するにはキートップを外すなどの手間が掛かるので、結局「今回はやめておこう」と、見送られることになりがちだ。
PCやHDDの吸気口なども同様で、分解掃除をするといくら時間があっても足りない。表から取れる埃だけを取って「もういいや」と終わりにすることが多く、徹底的に掃除したという達成感を得られにくい。最近はUSBで駆動するハンディクリーナーも市販されているが、その吸引力はお世辞にも実用レベルとは言えず、こうした用途には使いづらい。
そんな人にぜひ使ってみてほしい掃除グッズが、今回紹介する「バキュームアタッチメントキット」だ。これは掃除機の先端に取り付けて細部の掃除を可能にするブラシ&ノズルのセットで、ホンモノの掃除機の吸引力をそのまま生かしてPC周りの掃除を可能にするというアタッチメントだ。某PCメーカーの修理窓口でもケース内の清掃用途で使っており、その実力は折り紙つきだ。
使い方は簡単で、掃除機の先端に取り付けるだけ。実際に使ってみると分かるが、その吸引力は文字通り桁違い。家庭用の掃除機の吸引力そのままなので当たり前といえばそうなのだが、掃除機の吸引力全てが細いブラシの先端に集中するわけだから、USBハンディクリーナーとの差は、ピストルと大砲の違いどころではない。
例えばPCやHDDの吸気口などに使用すると、表向きには見えていなかった埃が次から次へと吸い出される。これまで拭き掃除できれいにしようとして、かえって吸気口の内側に押し込んでしまっていた埃が、ごっそりと発掘されるというわけだ。吸気口にノズルを当てるたびに新しい埃を吸い出すので、かえって止め時が分からず困ってしまうほどだ。またキーボードであれば、わざわざキートップを外さなくともキーの隙間に入り込んだゴミや髪の毛を大量に吸い出せる。
個人的にお薦めしたい用途は、メッシュチェア表面の掃除だ。メッシュは雑巾やウェットティッシュで拭くと埃が繊維に引っ掛かってうまく除去できない場合も多い。だが、このブラシの先端をメッシュ面に当ててなぞると、埃が吸い取れてみるみるうちにメッシュの色が変わっていく様子を目にできる。一見汚れていないように見えて、ここまで汚れていたのかと驚くほどだ。
製品には2種類のアダプターと3種類のノズル、その間をつなぐ透明チューブ、そして2種類のブラシが同梱する。アダプターは掃除機の口のサイズに合わせて取り替えるが、多少の隙間はどうしてもできてしまうので、必要に応じて布粘着テープで巻いて一時的に固定するなどの処置を施したい。標準価格ベースで1000円を切るなど価格もお手頃なので、職場はもちろん自宅でも、気軽に試してみたいアイテムだ。
製品名 | 実売価格 | 発売元 |
---|---|---|
バキュームアタッチメントキット(CD-83KT) | 680円 | サンワサプライ |
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