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行動を起こす場面をイメージしてますか?説明書を書く悩み解決相談室(2/2 ページ)

ある課題から解答を出す際、1つの解釈のみで考えるのを止めていませんか? 自覚がなくても、物事には実は別の見方があるもの。そういうときこそ、具体的な行動を起こす場面をイメージしてみてください。

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具体的イメージを想像し、別視点の解釈も持とう

 行動を起こす場面をイメージする習慣がない人は意外に多いものです。そして自分自身にその自覚がないのも普通です。しかしそのままでは「違う解釈もありうる」ことに気付きません。

 今回の課題テキスト1を読んで、「難解なことが書かれている」と思う人は誰もいないことでしょう。でも、そういうときこそ「具体的な行動を起こす場面をイメージ」してみてください。パッと見て「あ、簡単な内容だな」と感じるとそれを甘く見て、よく考えもしないで分かったつもりになるのは危険です。

 一見して難しいものならかえって警戒してよく考えるのに、簡単そうに見えるから分かったつもりになる→考えない→実はよく理解していない、というパターンは非常に多いのです。

 改めて繰り返しますが、「行動を起こす場面をイメージすること」、簡単に見えるものほど、これには気を付けたいところです。


 当連載では、「分かりにくい説明書を改善したい」という相談を歓迎しております。「改善案のヒントがほしい」という例文があれば遠慮無く開米へお送りください(ask@ideacraft.jp)。今回のような連載での紹介は、許諾をいただいた場合のみ、必要に応じて内容を適宜編集したうえで行います。

 当記事についてのご意見ご感想ご質問等は「twitter:@kmic67」宛でも受け付けております。中には記事では書ききれない情報もあります。物足りなく思った時はぜひ「twitter:@kmic67」宛に質問を飛ばしてみてください。

筆者:開米瑞浩(かいまい みずひろ)

 IT技術者の業務経験を通して「読解力・図解力」スキルの再教育の必要性を認識し、2003年からその著述・教育業務を開始。2008年は、「専門知識を教える技術」をメインテーマにして研修・コンサルティングを実施中。近著に『ITの専門知識を素人に教える技』『図解 大人の「説明力!」』、『頭のいい「教え方」 すごいコツ!』


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