今年もやります! スマート文具特集:スマート文具サミット2013
文具そのものとしても使えて、スマートフォンやタブレットとも一緒に使える。そんな文具の記事を集めた特集を開始しました。
2012年に誠 Biz.IDで実施した特集『スマート文具サミット』からはや1年。今年も“スマート文具”の特集を実施します。
ここで言うスマート文具とは、スマートフォンやタブレットと連係をして手書き文字などのアナログデータをデジタルデータとして保存、活用できる文具のこと。キングジムの「SHOTNOTE(ショットノート)」をはじめとしたノートタイプのものや、ナカバヤシの「スマレコペン」といったペンタイプのものまで、さまざまあります。
2013年はそんなスマート文具の最新トレンドを追うとともに、これからスマート文具を使ってみたい人、興味を持っている人に向けてお勧めのスマート文具や活用法などを提案します。
本記事ではまず、これまでに発売されているスマート文具の中から主なものをピックアップしてみました。
スマート文具の代表格、スマホ連係ノート
スマート文具の中でも多くのメーカーが発売しているのが、ノートやメモ帳タイプのもの。中でもその先がけ的存在がショットノートです。
200万冊売れたスマホ連係ノート
ショットノートは、手書きしたメモなどを専用アプリ「SHOT NOTE」(App Sore/Google Play)で撮影すると、ノート四隅のマーカーを読み取って、自動で台形補正や色補正、サイズ補正を実行。デジタルデータとして管理できるものです。撮ったデータはメールで送信したり、「Evernote」「Twitter」「Dropbox」などのWebサービスに投稿など、人と共有する使い方もできます。
2011年1月に発売したショットノートは、それから約1年8カ月で累計販売冊数が200万冊を突破するなど、最近ではどの文房具店でも見かける定番製品となりつつあります。またバリエーションも、メモタイプやツインリングタイプに加えて、ノート状のホワイトボード「NUboard」とコラボレーションしたバージョンなどを追加しています。
コクヨやナカバヤシも
そのほか、スマホ連係ノートの中でも、マーカーを塗りつぶしてタグ付けができるのが特徴なのがコクヨS&Tの「CamiApp(キャミアップ)」。メモ帳タイプのものから、ルーズリーフやツインリーグノートなど、各サイズをラインアップしています。
ナカバヤシも「スマレコシリーズ」の名称で、スマホ連係ノートを発売中。こちらはノートの各ページ上部と右辺にある「分割マーク」をボールペンで塗りつぶし、アプリで撮影するとノートに書いた内容を画像データとして管理できる仕組みです。
任意の個所だけをデジタル化したいときは
新聞や雑誌の一部テキストをデジタルデータで撮っておきたい。そうした用途に使えるのが、ペンタイプのスマート文具です。該当部分をマーカーで囲み、それを専用アプリで撮影すると、囲まれた範囲だけを自動で切抜き、データ化します。
ナカバヤシのスマレコペンなどがその一例。もちろん既に記載されている文字だけでなく、普段使いのノートに書いた文字の一部だけをデータ化したいといった用途にも使えます。唯一ネックなのが、マーカーの囲みは一度書いてしまうと消えないこと。なので、それが気になる人は、上記のスマホ連係ノートを使うほうがよいかもしれません。
スマートフォンと連係する手帳タイプも
手帳にも、スマートフォンと連係する製品が出てきています。老舗手帳メーカーのダイゴーなどは、iPhoneと連動できるとじ手帳「Cal-Sync」を発売中。Cal-Syncに書いた予定を専用アプリで撮影すると、日時と内容を認識して自動でデータ化します。iOSカレンダーや、iOSカレンダーと同期しているGoogleカレンダーに反映できるので、紙の手帳も持ちたいけど、スケジュールはどちらかと言えばデジタル管理派の人にお勧めできます。
次回は、現在発売中のスマート文具の中から、編集部がお勧めするものを3つ紹介します。
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