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» 2005年01月28日 23時10分 公開

5分で分かる、今週のモバイル事情1月22日〜1月28日

新端末が続々と登場。KDDIとツーカーも災害掲示板サービスを開始、ドコモのサービスと相互連携する。

[吉岡綾乃,ITmedia]

「premini-II」「Sweets」〜ドコモ&auは新端末ラッシュ

 1年で最も携帯が売れる春を控え、注目の新端末が数多く登場している。

 NTTドコモからはソニー製の超小型携帯「premini-II」が登場した(1月24日の記事参照12)。回転型のFeliCa端末「SO506iC」をベースに設計。初代preminiは69グラムのボディにするためにカメラや外部メモリ、QVGA液晶を省略したが、premini-IIは46×105×19.4ミリ、97グラムという超小型軽量ボディに、QVGA液晶、130万画素カメラ、音楽プレイヤー機能を詰め込んでいる。

 901シリーズも発表になった。NEC製端末として初のおサイフケータイ「N901iC」は、1月28日から発売される。(1月25日の記事参照)。「N900i」のデザインを踏襲し、表面には抗菌処理が施されている。2.3インチと大型で、QVGAよりも縦が25ピクセル長い、240×345ピクセルの液晶を搭載する。

 スライドボディの三菱電機製端末「D901i」は、2月1日の発売(1月28日の記事参照)。FOMA初のスライドボディ端末で、メール閲覧時にスライドさせると返信画面が表示されるなど、各種機能をスライド操作に連動させた「スライドダイレクト機能」を備えている。三菱電機は富士通と協業してFOMA開発を行っており、D900iはOSにSymbian OSを採用。インタフェースも富士通製端末に似たものに仕上がっている。

 auの新機種「Sweets」は、プロダクトデザイナー柴田文江氏のデザインによる端末(1月25日26日の記事参照)。「カシスムース」「バニラビーンズ」「マンゴープリン」と色の名前もおいしそうな3色展開の上、待受画面は水森亜土氏のデザイン、デコレーション用のシールが5種類付属するなど、“かわいさ”にこだわった端末だ。サイズも49×93×24ミリと小さめで曲線を生かしたデザインとなっており、女の子の手になじむ。

 ソニーからはFMラジオを搭載した「A1404S」が登場、27日より販売が始まっている(1月26日の記事参照)。「Style-Upパネル」を付け替えられる「着せ替えケータイ」だ。48×93×24ミリとボディはコンパクトで、スペック的にもミドルレンジだが、手になじむ、バランスのよい端末に仕上がっている

好調KDDI、苦戦するNTTドコモ

 1月27日にはKDDIが、翌28日にはドコモが2004年度第3四半期決算を発表した。

 au事業が好調で、2004年も純増シェアトップ(52.2%)を達成、1X WIN契約者数は203万契約を超えるなど勢いのあるKDDI。ARPU(加入者一人あたりの月間売上高)が高いWIN端末が普及したことでauトータルのARPUも上がっている。WIN拡販と、カバーエリアの拡充のための設備投資などにより、2005年3月期通期の業績見通しを下方修正。「2004年11月施行の道交法改正による通話規制で、収入が減少した」という発言も飛び出した(1月27日の記事参照)

 逆にドコモの会見には、前向きな話題は少なかった(1月28日の記事参照)。新しい収益の柱として期待されるFeliCaやテレビ電話だが「当初の想定より、成果が出るのに時間がかかる」(平田正之副社長)。FeliCa搭載端末は2004年12月末に130万台を突破したが、普及には1000万台規模になる必要がありそうという見解だ。そんな中で好材料といえるのが、解約率がついに1%を切り、0.95%となったこと。ファミリー割引サービスの拡大、無料通話分の2カ月繰り越し+家族間シェア、パケット定額制サービスの導入など、ドコモは1700億円もの減収を背負い込みながら解約率の低下に努めてきた。その成果がようやく出てきたといえそうだ。

新サービス、新技術

 auとツーカーグループは1月31日より、災害時にEZweb経由で安否情報を登録・確認できる「災害伝言板」をオープン、体験サービスも行う(1月27日の記事参照)。先行するドコモのiモード掲示板とも相互連携する(1月27日の記事参照)

 また、ドコモ、KDDIに続き、ボーダフォンも家族間メールの無料化に踏み切った。「家族割引」を組んだ家族間だけでなく、「指定割引」の相手とも、メール送受信料を無料にした(1月24日の記事参照)

 NECは、携帯電話単体で動作する音声認識技術を開発(1月26日の記事参照)。数千語から数万語の大規模な辞書を持ち、普通の会話で使う文章を音声認識できる。「単語レベルで認識精度は9割程度」(NEC)という認識率を支えているのが、ARM9コアで200MHz程度で動作CPUを3つ内蔵し、並列処理する携帯向けアプリケーションプロセッサ「MP211」だ(2004年9月27日記事参照)

さて、来週は?

 ドコモが2月2日、700iシリーズの発表会の模様をライブ配信する。また2月3日には、総務省の「携帯電話用周波数の利用拡大に関する検討会」の会合の最終回が開催される。800MHzをめぐる戦いにどう決着が付くのか、注目だ。

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