IDC Japanは6月6日、2006年第1四半期の国内携帯電話市場動向を発表した(6月6日の記事参照)。全体の出荷台数は1397万台で、前年比17.5%増。
メーカー別シェアでトップに立ったのはパナソニック モバイルコミュニケーションズだった。1位のパナソニック モバイルと2位のNEC、3位のシャープが“シェア1%以内”の僅差で並ぶ展開となった。端末シェアは長年NECがトップを守っていたが、このところ3メーカーが激しくトップ争いを続けている(4月24日の記事参照)。
第2グループに属する三菱電機、富士通、三洋電機、カシオ日立も好調。特に三菱電機の902iシリーズ、カシオ日立の最新WIN端末は、ここ数カ月連続して販売好調を維持しているという。
NTTドコモは6月8日、Research In Motion(RIM)のモバイル端末「BlackBerry」を2006年秋から調達すると発表した(6月8日の記事参照)。
BlackBerryは、米国や欧州で人気の企業向けメール端末で、メールの入力がしやすいよう、QWERTY配列のフルキーボードを搭載しているものが多い(6月8日の記事参照)。
ドコモでは企業導入を想定しており、単体の個人向け販売は考えていないという。端末のローカライズも行わず、英語版のまま販売する予定。
ウィルコムは6月6日、W-ZERO3(WS003SH)のハイスペックバージョン「WS004SH」を発表した(6月6日の記事参照)。本体内蔵メモリの増強(128Mバイト→256Mバイト)、電子辞書機能の搭載などの強化が行われたほか、Windows Mobile 5.0の最新版が搭載されているのがポイント。WS004SHは、2005年11月にリリースされた「MSFP(Messaging and Security Feature Pack)」に対応しており、Exchange ServerとWindows Mobileの連携機能がフルに使えるようになっている(6月6日の記事参照)。ウィルコムでは、法人向けソリューションサービスを8月から2コース提供する。
ノキア・ジャパンは6月7日、同社のビジネス携帯「E60」「E61」について、SIMロックフリーのスタンダード・バージョン(日本語版)を提供すると発表した(6月7日の記事参照)。なお、ボーダフォンも今年の秋以降E60、E61をリリースすると発表している(5月18日の記事参照)。
SIMロックフリー版は、W-CDMA 2100(3GPP Release 99)/GSMに対応したUSIMカードであれば、キャリアや国を問わず利用できるのが特徴。日本ではNTTドコモとボーダフォンのネットワークで利用できる。
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