ビットワレットと三井住友カードは11月6日、ビットワレットが運営する電子マネー「Edy」と、三井住友カードとドコモが運営するクレジット決済「iD」の両方に対応した決済端末を開発すると発表した。
EdyとiDの共用決済端末を導入することにより、店舗では端末設置スペースを削減できるほか、加盟店契約や利用代金の精算といった業務も一元化できるメリットがある。従来、Edyの加盟店業務はビットワレットが、iDの加盟店業務は三井住友カードが行っていたが、EdyとiDの共用決済端末を導入した場合の加盟店業務は三井住友カードが行うことになる。
開発している端末は、CCT端末に接続するタイプと、POSレジに直接接続するタイプの2種類。端末導入・加盟店業務ともに、2007年初めを目処に開始する見込み。
なお三井住友カードは、JR東日本が運営する電子マネー「Suica」とiDの共用リーダー/ライターも開発しており、Suica加盟店の募集も行っている(7月11日の記事参照)。
またビットワレットとジェーシービーは11月6日、JCBが推進する非接触クレジット決済「QUICPay」とEdyを1台の端末で利用できる共用端末を、12月より加盟店へ設置していくと発表した。
日本カードネットワークのJET-STANDARD端末(CCT端末)に接続するタイプと、POSレジに直接接続するタイプの2種類がある。
今回発表になったiD/Edy端末、QUICPay/Edy端末のほかにも、FeliCaを利用した複数の決済方式が1台で利用できる共用端末の開発は各社で進んでいる。JR東日本とドコモが開発を進めるSuica/iD/QUICPay/Edy端末や(9月27日の記事参照)、NECが開発するEdy/Suica/iD/QUICPay/Visa Touch(スマートプラス)端末(9月27日の記事参照)などだ。
ビットワレットでは「Edyだけを導入したいといって単機能型を求めるケースもあれば、複数を導入したいというお客様もいる。ニーズはいろいろなので、それに対応した端末を選んでいただけることは重要」とコメントしている。
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