藤原: このような掛け算の仕組みを意識してやっている人はどのくらいいるのでしょうか。少ないですよね。会社から人事異動を命令されて「営業でがんばってきたのに、販売に左遷させられた……」「財務をやっていたのに、経理に回された。これまで大きなお金を扱ってきたのに、これからは100円の領収書を処理しなければいけない……」といった感じで愚痴を言っている人も多いはず。
掛け算の“妙”に気づいている人はすでに実践していて、そうした人には「希少性」という旗が立っているんですよね。
土肥: 100分の1×100分の1の存在になれば、1万分の1になれるわけですよね。でも、オリンピック選手でメダルを獲得できるような100万分の1の存在になりたいなあ、と思っている人もいると思うんですよ。そうした人はどうすればいいのでしょうか? それとも100万分の1の存在になるのには才能が必要なので、あきらめなければいけない?
藤原: いえいえ、そんなことはありません。100万分の1の存在になるには……。
土肥: それは……(ゴクリ)。
(つづく)
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