いま、東南アジアが元気だ。かつては人件費の安さを背景に進出する製造業が中心だったが、現在では旺盛な個人消費にも注目が集まる。急成長する東南アジアを目指し、進出する日本企業、現地で起業する日本人の数も増え続けているのだ。本連載では、マレーシア在住の著者が、マレーシアを中心にして、東南アジアでローカル向けのユニークな事業を展開している日本企業、日系企業に、その経営戦略と展開計画を聞く。果たして、彼らの戦略は将来の日本にどのような影響を与えるのか。
海外26の国と地域に1400店舗を展開する、100円ショップのダイソー。マレーシアでも2008年に進出して以来、42店舗を出店中だ。今や首都クアラルンプールの名だたるモールにはたいてい見慣れた看板を見つけることができる。
クアラルンプールの高級ショッピングモール「パビリオン」のダイソー・パビリオン店に行ってみると、提灯、冬物衣類、カイロ、そろばんなど、品ぞろえは日本とほとんど同じ。クルマ社会のマレーシアではあまり普及していない自転車用のベル、使う人が限られそうな「おにぎりの型」まで扱っている。
店内にはたくさんの商品が並んでいるが、どんなモノが売れているのだろうか。同社でディレクターを務めるスティーブン・チョー氏に、パビリオン店の人気商品ベスト5をうかがった(7月末現在)。
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