インタビュー
» 2015年11月18日 08時00分 公開

水曜インタビュー劇場(整備士公演):マニュアルを覚えてはいけない? 知られざる「航空整備士」のヒミツ (2/7)

[土肥義則,ITmedia]

点検は基本的に1人で行う

土肥: JALの整備士には大きくわけて2つあるそうですね。飛行機が空港に到着してから次に出発するまでの間に整備を行う「運航整備」。定期的に飛行機を格納庫に入れて整備を行う「点検・重整備」。小久保さんは運航整備に携わっていらっしゃるということですが、点検の時間ってどのくらいあるのでしょうか?

小久保: 飛行機の機種と空港によって違うのですが、JALが運航する最も小さな飛行機「ボーイング737」の場合は、羽田空港で40分ですね。

土肥: たった40分!

小久保: 737の場合、お客さまの乗り降りの時間に15分ほどかかるので、残りは25分。定時出発にチカラを入れているので、実際には出発の3分前に扉を閉めています。

土肥: ということは、22分の間に仕事を終えなければいけない?

小久保: はい。もちろん、飛行機のサイズが大きくなればなるほど、点検する時間は長くなります。現在は運航していませんが、当時最も大きかった「ボーイング747」は短くて55分、通常は60分でした。

土肥: 大きな飛行機を点検するのに、与えられた時間は短いなあと感じるのですが、何人くらいで点検されるのでしょうか?

小久保: トラブルの状況によっては応援を派遣しますが、基本的には1人ですね。

土肥: ええっ、たった1人!? どんなところをチェックされているのでしょうか?

飛行機を整備中。場所:羽田空港

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