では、かつての安っぽいおせちが、一気に高級路線に転換したキッカケは何だったのだろうか。筆者は、クリスマスケーキにあると考えている。
数年前から「コンビニスイーツがおいしくなったよね」と評判になり、消費者に認知もされ、定着した。遠くのケーキ屋より、近くのコンビニスイーツを楽しむ人も増えてきた。こうした動きを受け、クリスマスケーキも「おっ、コンビニのくせに意外とおいしいなあ」と、消費者が感じられるように品質を追求してきた。
数量限定ではあるが、ローソンは1万円のクリスマスケーキを売るほどに高級路線が浸透している。同様に、おせちの戦略も同じように変えていったのだろう。
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