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» 2015年12月25日 08時00分 公開

恋愛ゲームで100億円! ボルテージが成長できた理由ノッている会社は、ここまでやっている!(2/6 ページ)

[上阪徹,ITmedia]

女性向けの恋愛シミュレーションゲームで成長

 ボルテージは、女性向けの恋愛シミュレーションゲーム(今は恋愛ドラマアプリと呼ばれることも多い)で成長を遂げてきた。初めて世に送り出したのは、2006年。これは勝手な思い込みだったのだが、私は恋愛ゲームといえば、てっきり一部のオタク系の女性たちが楽しむものなのではないか、と思っていた。だから、100億円という年商の規模に驚いたのだ。

 だが、そうではなかった。これは後にユーザーへのグループインタビューで実感することになるのだが、本当にごくごく普通の女性たちが楽しんでいたのだ。

 その人数は、実にボルテージだけで累計4000万人にもなるという(2015年6月末時点)。恋愛シミュレーションゲームをスタートさせてから、ということになると、単純計算で年間300万人以上がゲームを楽しんでいるということになる。

 中には、恋人や配偶者がいる人も、ごくごく普通にいるらしい。彼やご主人は「恋愛ゲームなんて……」と眉をひそめるのかと思いきや、そうではないという。むしろ、彼女や妻のゲームを応援しているというのだ。その理由は、ゲームのクオリティの高さにある。男性たちから見ても、「このゲームならいいだろう」というレベルのものだというのだ。

 恋愛ゲームとは、端的にいえば、恋の駆け引きを楽しむシミュレーションゲームである。恋をする相手のキャラクターを選ぶ。ストーリーが始まると、相手とどんなことをするか、どんな会話をするか、さまざまに選択肢が出てくる。その選択肢によって、ストーリーが変わっていく。最終的に両思いのハッピーエンドを目指す、というものである。

 シミュレーションゲームで「高いレベル」とはどういうことなのか。実はこれには理由があった。創業者は、米国のUCLAで映画を学んでいたのだ。ハリウッド仕込みの映画のノウハウが、ゲームに盛り込まれていたのが、ボルテージのゲームだったのである。

 ボルテージの恋愛シミュレーションゲームの大きな特徴は、ほぼすべてオリジナルで作られている、ということだ。どこかのキャラクターや原作をベースに作られるのではない。基本的にゼロからストーリー作りやキャラクター作りが行われる。

ボルテージのオフィス

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