異国の地での14年間(NPBとBCリーグ)に渡る現役生活において「フォア・ザ・チーム」の精神にさらなる磨きをかけ、いつしか指導する喜びにも目覚めた。研究熱心な姿勢のおかげで今の時代に見合った指導法も確立。こうした積み重ねは必ず監督業でも生かされると信じたい。
2008年の巨人時代にはフリーエージェントの資格を有したことで、翌2009年からは外国人選手枠から外れて日本人選手扱いになった。外国人選手枠で入団した選手としては史上初となる日本球界においての通算2000本安打を放ち、あの名球会にもメンバーとして所属している。
こうした経歴を振り返ってみても、ラミレス監督の築き上げた過去の栄光はもちろん素晴らしい。だが、やはり何よりも今後着目すべきは「日本人よりも日本人らしい魂」の持ち主であるアレックス・ラミレスの“人間力”であろう。それを存分に発揮し、低迷ベイスターズの再建を成し遂げられるのか。経営に携わるビジネスパーソンの方々もぜひ注目してほしい。
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