正社員になり厚生年金に加入すれば、国民年金から支給される老齢基礎年金に上乗せして厚生年金から老齢厚生年金が支給されます。正社員は年金について心配する必要はないと思われるかもしれませんが、全員が安泰というわけにはいきません。
老齢厚生年金は次のような計算式で算出します。ねんきん定期便にも記載されています。
平均標準報酬額×給付乗率×被保険者期間の月数
この「平均標準報酬額」とは大まかに表現すると、入社から定年退職までの間に会社から受け取った全ての月給と賞与の平均額です。
先日、とある雑誌で「管理職のポストが急速に減っているため、課長にすらなれない40代が増えている」という記事が掲載されていました。つまり、役職に就くことができず、給与の上昇が緩やかになってしまった人は、老齢厚生年金の金額も増えないということになります。
年金受給において、中年正社員は中年フリーターよりは良いとしても、決して安泰ではないのです。
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