総務省は2月26日、2015年国勢調査の速報値を発表した。国内人口は前回調査から0.7%減の1億2711万47人となり、1920年の調査開始以来、初めての人口減となった。いよいよ日本の人口減少が鮮明になってきた。
国勢調査は5年に1度実施。前回の2010年から94万7305人減少した。最も減少率が高かったのは秋田県で5.8%減。次いで福島県(5.7%減)、青森県(4.7%減)となった。2011年3月に発生した東日本大震災の影響もあると考えられる。このほか39道府県で人口減だった。
人口増加率は沖縄県が最も高く3.0%増で、東京都(2.7%増)、愛知県(1.0%)が続いた。
人口が最も多いのは東京都で1351万3734人。上位9都道府県を合わせると6847万人となり、総人口の53.9%を占める。東京圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)だけでも28.4%を占める結果となった。
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