一方、体感型コンテンツだけではなく、展望台の主役である眺望もコンテンツ化。窓から見える風景と光、鏡を織り交ぜてさまざまな視覚体験ができるような工夫を施した。
こうしたコンテンツは昼、夜などの時間帯で変化するため、一度訪れただけでは満足できない、リピートをうながすような仕掛けになっている。
SKY CIRCUSをプロデュースした担当者の一人、乃村工藝社 商環境事業本部 企画開発部の安田哲郎氏は、「最近はプロジェクションマッピングを使って窓に映像を映し出すといった展望台は増えているが、SKY CIRCUSのようにVRなどを駆使した体感型コンテンツを持つ展望台は日本では類を見ない」と胸を張る。
一般的に展望台は幅広い年齢層の客が訪れるが、その中でSKY CIRCUSが戦略的なターゲットとしているのが20代の女性である。その理由は「ソーシャルメディアでの情報拡散が集客に大きな影響を持つ」(稲垣氏)からだ。それをうながすように、若い女性が思わず写真を撮りたくなるようなコンテンツやデザインを多く散りばめた。
また、同じビルにある商業施設「サンシャインシティ」には年間3000万人が訪れ、SKY CIRCUSが狙う若い女性客も多いので、今後はそこからの送客も強化していく。リニューアルから1年間で80万人の来場者数を目指す。
SKY CIRCUSの入場料金は大人1800円、学生(高校・大学・専門学校)1500円、こども(小・中学生)900円、幼児(4歳以上)500円、シニア(65歳以上)1500円(すべて税込)。TOKYO弾丸フライトとスウィングコースターは有料で、それぞれ600円、400円(一人1回)。
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