「タフじゃなければコンビニ経営はできない。優しくなければコンビニを経営する資格がない」……だけど、タフであり続けることも、優しくあり続けることも、簡単ではない。
ほとんどの人が一度は利用したことがある「コンビニ」。ニュースやデータからコンビニで何が起きているのかを、推理して、調査して報告します。筆者は大手コンビニの元本部社員、元コンビニオーナー。コンビニの表と裏を見てきた者だけにしか書けないコラムはいかがですか?
筆者がコンビニ経営から離れてしばらくたつが、コンサルティング業のかたわら、都道府県別にコンビニの店舗数を定期的にデータ化している。ふと、これを他のデータと比較したらどうかと思い、いろいろ試してみたら意外なことが見えてきた。
今回は、人口とコンビニの店舗数の関係を見てみよう。
まず、人口とコンビニの店舗数を比較してみる。
筆者は最初、「コンビニの数は人口に比例して多かったり少なかったりするものだ」と安易に考えていた。しかし、どうやらそんな単純な話ではなかった。
下の表を見てほしい。人口は総務省統計局による最新のデータ(平成27年国勢調査の人口速報集計結果、平成27年10月1日現在)、コンビニ数は主要14チェーン、2月末の数値だ(月刊コンビニ4月号参照)。
ご覧の通り、1位から5位までは人口とコンビニ数のランキングが一致。多少の前後はあるものの、10位までは同じ都道府県がランクインした。このことから、人口とコンビニ数は密接な関係であると言えよう。人が居なければ商売にならないので当然の結果だ。
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