「タフじゃなければコンビニ経営はできない。優しくなければコンビニを経営する資格がない」……だけど、タフであり続けることも、優しくあり続けることも、簡単ではない。
ほとんどの人が一度は利用したことがある「コンビニ」。ニュースやデータからコンビニで何が起きているのかを、推理して、調査して報告します。筆者は大手コンビニの元本部社員、元コンビニオーナー。コンビニの表と裏を見てきた者だけにしか書けないコラムはいかがですか?
コンビニには、さまざまな忘れ物がある。買った商品をそのままレジカウンターに忘れる人、トイレに財布を忘れる人、Suicaなどの電子マネーを読み取り機の上に置いたまま忘れていく人もいる。中には、そこから思わぬトラブルに発展するケースもある。
今回は、忘れ物から発生するトラブルについて紹介しよう。
コンビニに置き忘れられるモノで、最も多いのは傘だ。あなたも一度は忘れたことがあるのではないだろうか。雨の日には必ずと言っていいほど、数本の傘が忘れられていく。そのほとんどが量産品のビニール傘である。
忘れた翌日ならともかく、何日も経ってから「忘れた」と言ってくる人もいる。「どこどこに傷がある」などの特徴を言われても、似たようなたくさんのビニール傘の中からその1本を見つけることは正直難しい。
また、どれも同じような傘なので、他のお客さんのモノと入れ替わってしまうことも少なくない。買い物をして帰ろうとしたら自分のビニール傘がない――そんなトラブルが後を絶たないのだ。
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