落し物にからんで、やっかいなお客さんは多い。例えば、「絶対にそこに●●を忘れたはず」と言い張って一歩も引かない人がいる。第三者からすれば、「落としたことをハッキリ覚えているくらいなら、そのままにして行かないのでは?」と思うのだが、困ったものである。
例えば、こんなエピソードがあった。
男: カギをカウンターに忘れた。そこにあるでしょ。
筆者: いえ、カウンターにはございませんが……。
男: いや、間違いなくカウンターに置いたんだ。
筆者: 防犯ビデオで確認しましたが、お客さまは鍵を出していませんが……。
このように「絶対に●●を忘れたはず」と言われるケースは多い。もちろん、こちらも探してはみるものの、コンビニの店舗面積は50坪ほどである。敷地内すべてを探したとしてもたいして時間はかからない。
かつて筆者がコンビニのオーナーだったころ、こういうときは、十分に探してから「ない」ことを伝えるようにしていた。それでも引かないタイプの人だと一向にらちがあかず、イヤな“しこり”が残ることも少なくなかった。
なぜミニストップのソフトクリームは真似されないのか
なぜセブン-イレブンは“王者”であり続けるのか
「そうか、そんな使い方があったのか」 コンビニの意外な利用法
「お客なんだからエラい」という錯覚が生まれるメカニズム
お客さんとの“距離”はどう? カウンターの幅は絶妙で微妙
暴力団にどう対応すればいいのか コンビニの現場で注意すべきこと
まるで“モグラ叩き”のよう? モンスタークレーマーの撃退法
万引きだけではない! 今、コンビニで起きている“問題”Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング