異物は? 入っていません! ローソンの中国工場に潜入してきた水曜インタビュー劇場(上海公演)(6/8 ページ)

» 2016年08月03日 08時00分 公開
[土肥義則ITmedia]

女性向けの「ミニ弁当」が売れない

中国でもカレーを食べる人が増えてきた

野澤: 上海の人はオルレアン味を好む人が多くて、例えば、ハンバーガーにもオルレアン味があるんですよ。

土肥: ということは、弁当以外にも扱っている?

野澤: はい。おにぎりのオルレアン味もあります。

土肥: 全体的にボリュームのある商品が多いですね。弁当を持つと、ズシっとくる感じ。

周: 日本の場合、おかずとご飯を合わせて、380グラムくらい。400グラム前後のお弁当が多いのですが、こちらでは500グラムほどなければ、満足しない人が多いんですよね。中には500グラムでも少ないと感じる人がいて、「腹持ちがよくない! なんとかしてくれ!」と電話をかけてくるんですよ(苦笑)。

土肥: もっと、ごはんの量を増やせと?

周: 足りなければ、おにぎりを買ってくれればいいのですが(笑)。

土肥: ははは。

野澤: こちらでは女性の方もたくさん食べられます。女性向けに「ミニ弁当」を販売したことがあるのですが、全く売れませんでした(涙)。

 なぜ「ミニ弁当」を販売したかというと、こちらの人はごはんを残すケースが多いんですよね。「あれ? 量が多いのかな?」と思って、少ない量の弁当を販売しました。でも、全く売れなかったので、その理由を探るためにグループインタビューを行いました。すると、こちらの人はごはんを残すことに抵抗を感じないんですよね。日本の場合、ごはんを残すと「悪いなあ」という気持ちを感じる人が多いと思うのですが、こちらではとりあえず「ボリュームの多いモノを注文して、半分残してもOK」といった感じ。

土肥: なるほど。

中国ではボリュームのあるお弁当が人気

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