連載
» 2016年11月10日 07時43分 公開

ライザップに挑戦してみた:「ライザップ=痩せる」だけではない。新たな取り組みは? (4/4)

[上阪徹,ITmedia]
前のページへ 1|2|3|4       

「ライザップ=健康」というイメージ

 今では、医療機関を受診した患者の中で「痩せたほうがいい」という人がいた場合には、ライザップに紹介する流れもあるという。痩せなさい、と言われても、やり方が分からない人も多い。一人では難しいこともある。そこでライザップを活用してもらうのだ。

 実際、高血圧、高脂血症などの薬を5種類も飲んでいた患者が、ライザップのプログラムを通して痩せ、血液検査の結果がよくなって薬を飲まなくなった、などという実例も出てきているそうだ。

 もうひとつ、注目がシニア向けの健康プログラムだ。筋肉は何もしなければ衰えていく。身体機能の維持・向上にライザップを活用してほしいということだ。

 実際、医療費の半分以上はシニアによるもの。シニアの健康は40兆円に達する医療費に大きな影響を及ぼす。シニアこそ健康になってもらわないといけない。病気を防がないといけないし、寝たきりを防がないといけない。

 本当の寿命と、介護を受けたり寝たきりになったりせずに日常生活を送れる「健康寿命」の間には10歳ほどのギャップがあると言われる。この健康寿命を延ばすために、ライザップにできることがある。筋力トレーニングしかり、食事しかり、だ。

 もとより肥満は万病のもと、と言われる。糖尿病も潜んでいる。肥満を意識することは、病気リスクを低減させることであり、それはひいては社会問題となっている医療費削減にもつながる。一人ひとりの健康は、実は社会貢献なのだ。そのために、国民一人ひとりの健康リテラシーを上げていくことも、取り組みとして進めていく。

 今後は「ライザップ=健康」のイメージを、どんどん大きくしていきたいと考えているという。ダイエットの先にある「健康」へのコミットを目指すのだ。

プロフィール:上阪徹(うえさか・とおる)

 1966年兵庫県生まれ。1989年早稲田大学商学部卒業後、リクルート・グループなどを経てフリーランスのライターとして独立。最前線のビジネス現場から、トップランナーたちの仕事論を分かりやすく伝えるインタビューを得意とする。雑誌や書籍などで執筆するほか、取材で書き上げるブックライター作品も70冊以上に。取材相手は3000人を超える。

 著書に『ライザップはなぜ、結果にコミットできるのか』『やり直し・差し戻しをなくす できる人の準備力』『成城石井はなぜ安くないのに選ばれるのか?』『なぜ気づいたらドトールを選んでしまうのか?』『なぜ今ローソンが「とにかく面白い」のか?』『成功者3000人の言葉 人生をひらく99の基本』『職業、ブックライター。』など。


前のページへ 1|2|3|4       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセスランキング
  • 本日
  • 週間