要するに現段階では、本田にとっていい移籍先が見つかっていないということだ。しかし、そうかといってこのまま残留となれば彼にとってはイバラの道となる。ベンチウォーマーのまま契約切れとなる来年6月を迎え、ミランとの残留交渉が破談に終われば本田の価値はますます暴落し、主要クラブ移籍など夢のまた夢になる。実戦から遠ざかれば試合勘はさらに鈍り、ロシアW杯予選を戦う日本代表でも先発する機会はほぼなくなってしまうだろう。
先の事情通は、本田についてこうも語る。
「自らの許容範囲でないクラブへ移籍する“下野の道”はどんなに落ちぶれたとしても、おそらく選ぶまい。極論だが、そんな見るも無残な境遇に追い込まれたとしたら、プライドの高い本田はスパッと現役生活に終止符を打つことも考えるのではないか」
このように引退説までささやかれるほど窮地に立たされてしまった本田だが、果たして奇跡の復活を果たす姿は今後見られるのだろうか。
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