347億円を超える過去最大の赤字を計上してから1年――。日本マクドナルドの2016年12月期の連結決算は53億円の最終黒字と、見事な復活劇となった。
勢いそのまま、2017年12月期は売上高2365億円(前年同期比4.3%増)、最終利益85億円(同58.4%増)を見込む。
その業績回復の一因となったのが、人気メニューの復刻や期間限定商品の発売など、矢継ぎ早に打ち出したキャンペーン施策だ。例えば、昨年10月に復刻した「ベーコンポテトパイ」は発売初日から予想を上回る販売状況で、食材の供給を調整すべく一部の店舗では数量限定販売とした。
元々、日本マクドナルドは季節限定メニューを売りにしてきた。秋なら「月見バーガー」、冬なら「グラコロ」と、いずれも20年以上前から人気を博している商品だ。そして数年前から春の定番メニューとして販売しているのが「てりたま」である。
てりたまは1996年に期間限定で登場。マクドナルドのメニューの中でも特に高い人気を誇る「てりやきマックバーガー」に、たまごを加えたもの。春の定番メニューとなってからは、オリジナル商品に加えて、「さくらてりたま」や「カマンベールてりたま」といったアレンジ商品を発売してきた。
3月8日から販売開始する今年の新商品は「ギガベーコンてりたま」「てりたまマフィン」の2種類。ギガベーコンてりたまは、マクドナルド史上最長の約20センチメートルのベーコンをはさんだ。てりたまマフィンは、てりたまシリーズで初めての「朝マック」メニューだ。
同じく春の季節限定メニューとして、山形県産さくらんぼのブランドである佐藤錦の果汁を使った炭酸ドリンク「マックフィズ さくらんぼ」と、それにソフトクリームをトッピングした「マックフロート さくらんぼ」、マックフライポテト用のパウダー「シャカシャカポテト さくらえびしお」味も提供する。
価格は、てりたまが単品で360円、ギガベーコンてりたまが420円、てりたまマフィンが330円。マックフィズ さくらんぼが250円、マックフロート さくらんぼが310円、さくらえびしおはポテト単品価格にプラス30円でオーダーできる(すべて税込み)。4月初旬まで販売予定。
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