11月8日、小雨。スッキリしない天気にもかかわらず、長蛇の列ができていた。50人、80人、100人……と人がどんどん増えていく。しばらくすると、船が港に近づいてきて、船内からは大きな笑い声と割れんばかりの拍手が聞こえてくる。数十メートル離れているのにもかかわらずである。
記者もその船に乗ることに。正直に言うと、乗船する前は「大声で笑って、拍手をするなんて、ちょっと気持ち悪いなあ」と感じていた。しかし、約1時間後。船内で、記者も腹を抱えて笑い、惜しみない拍手を送っていたのだ。
その船名は「シーフレンド7」。横須賀港に停泊している米海軍と海上自衛隊の艦船を見ることができる「YOKOSUKA 軍港めぐり」の船である。定期就航を始めて、今年で10年目。乗客数は右肩上がりで伸びていて、「2017年も過去最高を更新する見込み」(関係者)だという。
艦船を見るだけのクルーズなのに、なぜ乗客が増えているのか。その秘密について、運営をしている「トライアングル」の鈴木隆裕社長に話を聞いた。聞き手は、ITmedia ビジネスオンラインの土肥義則。
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