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» 2018年01月26日 06時00分 公開

常見陽平のサラリーマン研究所:社畜が悪いのではない “ダメな社畜”がいかんのだ (3/3)

[常見陽平,ITmedia]
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「ダメな社畜」になってはいけない

 このような話をすると、こういうと、いかにもデキる社員が会社と対等に渡り合う話に聞こえてしまうだろうが、そうではない。社畜なら社畜なりに、自分が飼育してもらえる理由をポジティブに理解して振る舞うことが重要だ。

 まずは自虐的にならずに、客観的に自分が会社にいられる理由を考えよう。人手不足の時代なので、飼い主側にとって、あなたに辞められるのは痛い。それだけでなく、自分が果たしている役割があるはずだ。これを詳細に把握すると、自分を客観視できる。

 そのためにも「エア転職」をオススメしたい。人材紹介会社に登録し、面談をする、転職サイトに登録する、友人に相談する。この過程で自分のキャリアの棚卸しができる。自分の能力や経験がどれくらい役に立つのか立たないのかがよく分かる。今の職場の魅力も分かる。前述した、自分が組織に居られる理由も分かる。

 社畜が悪いのではない。“ダメな社畜”がいかんのだ。

常見陽平のプロフィール:

 1974年生まれ。身長175センチ、体重85キロ。札幌市出身。一橋大学商学部卒。同大学大学院社会学研究科修士課程修了。

リクルート、玩具メーカー、コンサルティング会社、フリーランス活動を経て2015年4月より千葉商科大学国際教養学部専任講師。長時間の残業、休日出勤、接待、宴会芸、異動、出向、転勤、過労・メンヘルなど真性「社畜」経験の持ち主。「働き方」をテーマに執筆、研究に没頭中。著書に『なぜ、残業はなくならないのか』(祥伝社)『僕たちはガンダムのジムである』『エヴァンゲリオン化する社会』(ともに日本経済新聞出版社)『「就活」と日本社会』(NHK出版)『「意識高い系」という病』(ベストセラーズ)『普通に働け』(イースト・プレス)など。


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