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» 2018年03月02日 18時17分 公開

けじめをつける:吉永社長「きちんとありたい」 SUBARU、経営陣刷新で信頼回復へ (2/2)

[加納由希絵,ITmedia]
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逃げずに責任を取る

 会見の主な発言は以下の通り。

――トップ4人の退任はいつ決まったのか。

photo 会見する吉永泰之社長

吉永氏: 17年9月ごろから、それぞれの人が退く意思を話してくれた。こちらから「辞めてくれ」と言ったわけではない。完成検査問題が発覚する前から、経営陣の若返りを図る話はあり、自分自身も9月末には退任しようと決心した。次期社長に中村さん、というのは、他の人も全く同じ意見だった。その後、問題が発覚してそれどころではなくなったが、12月にもう一度確認して決定した。

――けじめという話だが、吉永社長を代表権がない会長に、という話にはならなかったのか。

吉永氏: 責任の取り方としてどうあるべきか、トップ4人で話し合ってきた。(今回の人事は)問題をぶん投げて逃げるのではありません、というメッセージ。「何も変わらないじゃないか」という意見があるのは分かっているが、「正しい会社」を作る責任を取りたい、ということから今回の決定に至った。(中村氏と)2トップになる気はない。残っている仕事をやって、次期社長と連携しながら、邪魔にならないようにやっていくつもりだ。

――この7年を振り返って。

吉永氏: ここ数年、非常にありがたいことに、結果として販売台数が伸びている。それは、お客さまが共感してくださる部分がたくさんあるからだろう。お客さまを見て商品を作り、共感してくださった結果として、業績が伸びたことはうれしい。中村さんも基本の考え方は一致している。すてきな人物だと思う。

――社長就任に向けて。今後、どのような会社にしていきたいか。

photo 社長就任への意気込みを語る中村知美専務執行役員

中村氏: 飛躍的な成長をリードしてくれた現社長の後を引き継ぐこと、また、自動車業界にとって大変革期というタイミングで社長を拝命し、身が引き締まる思い。軸をぶらさずに、前を向いてこの重責を果たしていきたい。

 4年間米国にいたことから、直近の社内の状況を把握するためには多少の期間が必要。だが、最重点市場である北米を担当し、会社の外からスバルを見てきた。販売の最前線からも会社を見てきた。その過程で見えた会社の強み、弱みを自分なりに把握している。過去から直近までの経験を生かして、経営のかじ取りをしたい。

 詳しくは社内の状況を把握した上で考えていきたいが、時代に合った、地に足のついた着実な成長ができる会社にしていけたら。

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