――日本と米国で、求められるデザインに違いはあるのでしょうか。
大関氏: 米国でも日本でも、グローバルを通じて求められているものは変わらないと思います。フォレスターのユーザーのライフスタイルを考えると、アクティブな趣味の場でたくましく見えること、アウトドア活動のときにしっかりと頼れるような骨格、見え方をしていることが求められます。
――米国でSUV人気が続いていますが、ニーズに変化はあるのですか。
大関氏: 幅が広がっていると思います。以前は、悪路を走破するようなSUVが起点になっていたと思うのですが、今は街で乗るようなSUVも増えてきています。クーペのようなものも出てきました。種類が増えてきた、というのが今の動きだと思います。
そういった流れがある中で、実際にフォレスターに乗るお客さまは、家族で移動したり、後ろに荷物をたくさん積んでアウトドア活動をしたりする方が多くなっています。そのようなライフスタイルに合わせてクルマを作ると、ちゃんと容積がありながら、アウトドアでも頼れそうな、力強いデザインになります。SUVが増えている中で、それがフォレスターの個性になるのではないか、と考えています。
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