米Goldman Sachs(ゴールドマン・サックス)のロイド・ブランクファインCEO(最高経営責任者)が12月に退任し、その後任はデービッド・M・ソロモン社長兼COO(最高執行責任者)が務めると、The New York Timesが5月18日に関係者による情報として報じた。
同社は今月初めにビットコイントレーディングデスク設置計画を発表するなど、仮想通貨分野への進出を進めている。
だが、ブランクファインCEOはビットコインや仮想通貨に対する懐疑的な自身の意見を時折発信し、同社の機運に水を差すことがあったようだ。
CCNによると、昨年11月中旬に「ビットコインは好きではない、バブルになるだろう」と、ビットコインに対する否定的な意見を述べていた。
11月下旬、ビットコインの価格が1万ドルに達した際には「ビットコインは詐欺の道具」と発言。ちょうど同社が仮想通貨トレーディングデスクの設置を検討していた時期だったという。
一方で、自身はビットコインに対して”オープン”であると表明したり、「ビットコインは貨幣の進化における”次のステップ”であることを証明した」と、ビットコインや仮想通貨に対して肯定的な見解を示すこともあった。
ビットコインは同社が抱える不確実性の高い課題の1つにすぎないが、ブランクファインCEO退任後の方針がどのようになっていくかはまだ分からないという。
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