多くの金融の専門家はビットコインへの投資を推奨していないかもしれないが、投資家たちはビットコインへの投資をやめないだろう――英金融調査会社Autonomous Researchでフィンテック戦略グローバルディレクターを務めるレックス・ソコリン氏は米CNBCのインタビューの中でこう指摘した。
今年1月に米金融機関のMerrill Lynchはビットコイン関連取引などの禁止を発表した。米JPMorgan Chaseの会長兼CEO(最高経営責任者)であるジェイミー・ダイモン氏はビットコインを詐欺だと指摘したこともあった。米投資機関VanguardのCEOであるティム・バークレイ氏は「Vanguardはビットコインには決して投資しない」と米CNBCのインタビューで語っていた。
金融機関の中でも仮想通貨が物議を醸す話題であり好き嫌いが分かれる対象であることは間違いないようだ。
だがソコリン氏は「専門家の意見がどうであれ投資家たちはビットコインへの投資をやめない」と言い、投資家からの質問に適切に対処できるよう金融機関の専門家も仮想通貨とブロックチェーン技術への理解を深める必要があると訴えた。
ソコリン氏は投資のアドバイスとして、現段階では仮想通貨のボラティリティが高いので投資をする際に全ポートフォリオを仮想通貨にするべきではないとし「3〜5%を組み込む程度がちょうどいいだろう」とコメントした。
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