サッカー・J1リーグのヴィッセル神戸は5月24日、スペイン1部(リーガ・エスパニョーラ)のバルセロナを退団したスペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(34)を完全移籍で獲得したと発表した。契約内容は非公開だが、3年契約で年俸は約2500万ユーロ(約32億2500万円)とみられる。
同選手はスペイン代表としてワールドカップ(W杯)に3度出場し、2010年の南アフリカ大会では同代表を優勝に導くゴールを決めた。6月に開幕するロシア大会の代表メンバーにも選ばれている。
クラブチームでは、1997年にバルセロナのカンテラ(下部組織)に入団。02年にトップチームに昇格すると、欧州チャンピオンズリーグを4度、リーガ・エスパニョーラを9度優勝するなどの実績を上げた。
近年は主将も務め、17年11月には同クラブ初となる生涯契約を締結したが、パフォーマンスの低下を理由に17〜18年シーズン限りでの退団を決意。愛着のあるバルセロナとの対戦を避けるため、欧州以外の移籍先を探していた。
一時は中国スーパーリーグの重慶力帆が有力候補とみられていたが、最終的には17〜18年シーズンからバルセロナの胸スポンサーを務める楽天を親会社に持つヴィッセル神戸を選択した。
ヴィッセル神戸は17年にも、元ドイツ代表のルーカス・ポドルスキ選手(32)を獲得。現在はJ1で6位に付けている。J1優勝やAFCチャンピオンズリーグの出場権獲得に向け、世界トップレベルの実力を持つ両タレントの競演に期待が集まる。
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