ソフトバンクは6月28日、不具合によって配信を停止していたメッセージアプリ「+(プラス)メッセージ」Android版の配信を再開した。同アプリの新規ユーザーは、「Google Play ストア」からダウンロードして利用できる。配信再開に合わせ、アプリのロゴマークも刷新。下部にソフトバンクのロゴが入った。
今後のアップデートは、今回配信する新しいアプリでのみ行う。そのため、既存のユーザーはデータをバックアップした上で古いアプリを削除し、再度ダウンロードする必要がある。バックアップせずに削除した場合は、これまでの送受信データが全て削除されてしまうため注意が必要という。
「+メッセージ」は、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクのユーザーが電話番号だけでコミュニケーションできるアプリ。長文のメッセージ交換、写真・動画のやりとり、スタンプの送受信、グループトーク――などが可能で、Android版は5月9日にリリースした。
ただ、ソフトバンクは当初、Android端末ではSMS(ショートメッセージサービス)/MMS(マルチメディアメッセージサービス)アプリ「SoftBankメール」が自動更新されて「+メッセージ」に置き換わる仕組みを採用していた。
だが、それを知らないユーザーが「新しいアプリが勝手にインストールされた」と誤解。誤ってアンインストールし、過去のメール履歴が消えてしまうユーザーが続出した。ソフトバンクはこれを受け、リリース後すぐに配信を停止していた。
混乱を防ぐため、6月28日から「SoftBankメール」の配信も再開。「+メッセージ」「SoftBankメール」をそれぞれ別のアプリとして提供し、ユーザーが好みに応じて使い分けられる仕組みに変更している。
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