なぜあの商品は売れた? 行列研究所が謎に迫る
インタビュー
» 2018年07月11日 08時07分 公開

水曜インタビュー劇場(水道発公演):なぜ「スーツみたいな作業着」をつくって、しかも売れているのか (2/6)

[土肥義則,ITmedia]

スーツ型作業着を開発したきっかけ

土肥: 2018年3月、スーツみたいな作業着「ワークウェアスーツ」を発売したところ、売れに売れているそうですね。作業着なのにスーツに見える服ってありそうでなくて、自社で調べたところ「世界初」だそうで。マンションやビルの水道工事を行う会社なのに、なぜこのような商品を開発することになったのでしょうか?

中村: 会社の創立10周年を記念して、「職人のユニフォームをリニューアルしようよ」となりました。当時の作業着はブルゾンタイプで色はネイビー。ザ・作業着といった感じでどこにでもあるようなモノを着用していたのですが、オシャレでカッコイイ制服をつくることで、「働く意識を向上させることはできないか」「若者の採用につなげることはできないか」と考えました。

 ただ、当社は作業着をつくったことはありません。なにから手をつけていったらいいのかよく分からかったので、とりあえず作業着のカタログを見ることに。何冊か見たものの、オシャレなモノはなかったんですよね。これまで着ていたザ・作業着ばかりで、既存のモノから選ぶことができませんでした。既製品でいいモノがなければ、「じゃあ、いっそのこと自分たちでつくろうか」となりました。

土肥: ふむふむ。

オアシススタイルウェアの中村有沙社長

中村: 次に、アイデアを出していきました。ハーフパンツがいいのではないか、ストリート系のつなぎがいいのではないかなど。ああでもない、こうでもないと言いながら議論を重ねていったのですが、理想とするカッコイイ作業着にはたどり着けませんでした。このままではいけないということで、女性開発チームを立ち上げて、彼女たちが考えることに。そこでもさまざまなアイデアが出てきて、そのなかで「仕事が終わって、そのままの服装でデートに行ける。一緒に歩きたくなるようなモノはどうか」という意見がでました。

 仕事が終わって、作業着のままでデートに行けるようなモノとは何か。デートをしている男性の服装を見ると、スーツやジャケットを着ている人が多い。「じゃあ、スーツはどうか」という話になって、つくってみることになりました。

女性用も発売することに

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