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» 2018年07月20日 07時00分 公開

元自民党副総裁、YKKの一角が語る:山崎拓氏に独占取材 「安倍一強」支えるネット世論を斬る (2/3)

[服部良祐,ITmedia]

「国民は自分以上の水準の政府を持てない」

――ちなみに9月の総裁選はどのように予想しますか。

山崎:安倍総裁3選は8割の確率であると思う。2割は別ですが。総裁選挙の見通しを聞かれたらそういうことになります。国民の世論とは関係ないです。ほとんど関係ない。“自民党内世論”で決まります。

 自民党員というのは国民の1%程度しかいない。若い人はほとんど自民党員にいない。年4000円の党費を払わなくてはいけないから。若い人はそんなお金なんか払わない。自民党に興味もなければ義理もない。

 昔は学生運動が盛んだったが、今はないから。昔は自由主義だ資本主義だ民主主義だ、共産主義だ社会主義だとそれぞれイデオロギーを信奉して学生運動にまい進した人が多かったのですよ。

 今はイデオロギーがない。あなた(記者)は何主義ですか?って聞かれて答えられないでしょう。ありません、ただ生きているだけ。飯を食わなくてはいけないからこういう仕事をしています、と。

 僕は今大学で(政治学を)教えていますけれども、非常にそういう意味でイデオロギー的ではないですよね。学生たちは有権者。なのに政治にほとんど関心がないです。

――しかしその学生たちは山崎さんの講義を聞きに来ています。

山崎: 僕が教えるから興味を持つだけです。僕のような大学の先生はほとんどいないから。政治を教えられる先生はほとんどいない。政治をやっていた者ではないということと、政治学者というのは非常に“上”の話をするからね。現実政治のことはあまり言わないから。ようするに、それを勉強しても実社会に出て役に立たないから。

photo 大学で精力的に学生へ講義する山崎拓氏

 今、ITが支配的な産業になっている。そういう業界に出ていったらメカニズムの世界になる。スマートフォンやPCの操作のような、そちらの知識が重要になる。政治学というのはそういう実学ではないので、興味を持たない人が多いと思う。政治を学ぼうという若い人は非常に少ない。

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