都市部では当たり前のように光ファイバなどの超高速ブロードバンド通信が可能だ。しかし全国にはまだ基盤整備されてないエリアがある。そうした中、長野県で最も人口の少ない自治体である平谷村と、売木(うるぎ)村で超高速ブロードバンド環境が用意されることになった。
超高速ブロードバンド環境が用意されることになった長野県平谷村(出典:同村サイト)
総務省は過疎地域や離島など「条件不利地域」を有する地方自治体に補助金を出して整備を推進しており、このたび両村が選定された。全195世帯の平谷村には374万2000円、全287世帯の売木村には344万9000円が交付される。
自治体に交付される補助金の割合は3分の1だが、財政力指数が0.3未満の市町村は2分の1、離島市町村は3分の2が国から補助される。
総務省「情報通信基盤整備推進補助金」の概要
同事業は2016年度から始まり、約30自治体がこの制度を活用して基盤整備している。既に99%以上の自治体で超高速ブロードバンド通信が可能。総務省の担当者によると、いまだ整備されていないのは全国17自治体で、主に離島だとしている。
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