男性の57.4%、女性の56.8%が「結婚式や披露宴を行うのは面倒だ」と感じている――。婚活支援サービスを手掛けるパートナーエージェントの調査でこんな事実が分かった。両イベントを好ましくないと感じる理由は「費用がかかり過ぎる」が70.8%で最多。「準備に時間・労力がかかる」(49.0%)との回答もあった。
「新郎新婦が余興をすること」(29.7%)、「友人・知人にスピーチや余興を頼むこと」(29.4%)、「スライドショーやムービーを流すこと」(25.6%)、「人前で誓いのキスをすること」(22.5%)などに面倒くささや抵抗を感じる人も多かった。
結婚式や披露宴を面倒だと感じている男女に「抵抗があっても(結婚が決まった場合は)式や披露宴を開くか」を聞いたところ、最も多かった回答は「いずれも行わない」(39.7%)。「結婚相手が望めば行う」(34.7%)、「お金があれば行う」(18.6%)、「親や家族が望めば行う」(18.3%)と続いた。
結婚相手の意向を重視する人は男性に多く、「式や披露宴は花嫁のためにあると思う」と答えた男性は61.7%だったのに対し、「花婿のためにあると思う」と答えた女性は53.8%だった。
ただ今回の調査では、男性の価値観に反し、結婚式に抵抗を感じる女性が一定数いることが分かっているため、パートナーエージェントは男女の見解にずれがあると指摘。
「男性は『女性は結婚式やウエディングドレスに憧れがあるから、自分は興味がないが、花嫁のために結婚式や披露宴を開きたい』と考えているが、女性も実はそれほど興味がないのでは」とコメントしている。
こうした状況を踏まえ、同社は「すれ違いのないように、結婚が決まったカップルはお互いの意思確認をしてみるべきだ。2人の意見が合えば、これからの時代は式を挙げないという選択も十分にあり得るのでは」と提言している。
調査は2018年9月21〜27日にかけて、20〜39歳の独身男女1875人を対象にインターネット上で実施した。
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