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» 2018年10月29日 06時00分 公開

悩める人に寄り添う仏教目指す:「火渡修行」にビジネス街での瞑想会 シリコンバレーのエリート社員が仏門に転じた理由 (2/5)

[昆清徳,ITmedia]

さまざまなイベントに積極的に協力

 これらのイベント運営は、日本文化の体験などを提供するシェアウィング(東京・千代田)が手掛けている。同社の担当者によると、さまざまな住職に講師依頼をしても断られることがほとんどだが、金澤住職はイベント運営に積極的に協力してくれるという。

 また、金澤住職はバスツアーのガイド役も買って出ている。これは、阪急交通社が主催しているもので、バスでいくつかのお寺を回った後に、金澤住職が参加者に向けて説法をするというものだ。

お寺を拠点に寺子屋活動も展開

 金澤住職には「大日山神崎寺(千葉県香取郡神崎町) 住職」と「二七山不動院(東京・墨田) 院主」という2つの顔がある。

 二七山不動院では、月に2回護摩を焚いたり、お経の指導をしたりしている。さらに、妻の佑泉氏が、数珠作りや塗り絵の体験会などを開催している。

 大日山神崎寺では5年ほど前から子どもたちを集めた“寺子屋”教室を開催している。具体的には、流しそうめんのレールを自分たちだけで作ったり、心を強くする修行体験などを行っているという。

 こういった活動を展開する理由について、金澤住職は「もともと仏教は、苦しむ人々を救済するものでした。その原点に立ち返って、さまざまなイベントに挑戦しています。お寺にいるだけでは出会いが限られますから」と説明する。そして、「苦しむ人々を救済する」ということが、仏門に転じた理由なのだという。

photo 二七山不動院でさまざまな体験会を開催

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