KDDIは10月31日〜11月12日にかけて、独特のデザインで高い人気を得てきた携帯電話「INFOBAR」シリーズの展覧会「新・ケータイ INFOBAR展」を東京・六本木で開催する。初代モデルの開発段階で作られたモックアップや当時のポスターといった資料の展示ブースのほか、11月末発売予定の新モデル「INFOBAR xv」を操作できる体験ブースも設ける。
会場は東京ミッドタウン近くの「21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3」。開場時間は午前10時〜午後7時で、会期中は無休。入場料は無料。
一般公開に先駆け、KDDIは10月30日に報道陣向け内覧会を開催。15年にわたってINFOBARの開発に携わってきた、KDDI 商品企画部 プロダクト企画部の砂原哲マネージャーの案内のもと、貴重な資料がそろったブースを取材した。
展示ブースには、同シリーズのデザイナー・深澤直人氏が、2001年にレゴブロックを組み上げて作った最初のプロトタイプが展示されている。初代モデルが発売されたのはちょうど15年前の03年10月だが、INFOBARの開発計画は01年ごろに始動。試行錯誤を重ねる中で商品化に至ったという。
「当時はNTTドコモが『iモード携帯』を出し、J-PHONE(当時)も台頭してきた。一方、立ち上げたばかりのauブランドは『安かろう悪かろう』というイメージを持たれていた。スタイリッシュなINFOBARを出すことで、そんな印象を変えたかった」と砂原氏は振り返る。
「当初はレゴのようにキーボードを付け替えたりし、自分だけの配色の端末をつくれる仕様にする案も出た」(砂原氏、以下同)
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